第37話・いきなり眠気が襲ってきたようです
そんなこんなで裏ダンジョン連合の人に襲われたので、返り討ちにして、縛り上げました。
いや、一応傷は一つもつけてないよ。
というか、騎士っぽい恰好した美女を半分殺しや9割殺しなんて出来ないでしょ。
普通に麻痺毒を身体にぶっかけて闇創生で縄っぽいのつくって縛っただけ。
うん、アウトだな。完全に俺悪役だな。
でも、説明とかめんどくさいし、もう縛り上げてしまったし。
いやさ、ぶっちゃけ弱かったし、暴れられるのも面倒だし。
ついでに何かうるさかったし。縛り上げるのは当然だろ。多分。多分。
流石に放置はヤバいと思うけど。
・・・・・・
よし、一応お爺ちゃんに報告して逃げるか。
てなわけで電話をって、あれ、つながんない。
忙しいのかな。う~ん、しょうがない、めんどくさいし逃げるか。
後々問題になっても知らない、めんどくさいことは後回しだ。あ、そういえば、俺仕事しないといけなかったな。
何となくで新幹線に乗ったけど普通に考えたら飛行した方が早いわ。よし、新幹線完全放置でダンジョン犯罪グループの殺戮しに行きますか。
まあ、新幹線の方もあれだけ派手にハイジャックしたんだ、乗客が通報するなり、警察が気付くなりで、なんとかなるだろ。
てなわけで飛行を使って一応の目的である石川県までサクサクっと、もちろん、スマホマップのおかげでスムーズに飛行出来ました、スマホマップまじ神だな。
30分後
「ほい到着、まずは一つ目のダンジョン犯罪グループで~す。まあ、見た所は普通のビルだが、サクサクっと殺戮して次の場所に行きますか」
10分後
「超弱かったな。相手にすらならなかった、速く次の場所に向かいますか」
2時間後
「終わった、全14か所中々大変だった、まあ、敵は弱かったし、皆殺しで良いんだから楽っちゃあ、楽だが、それにしても14か所は多いよ。まあ、これで仕事も終わったし家に帰ってのんびりジュース飲みながらゲームでもするか」
そう一人呟きながら、飛行で寮まで戻ろうとしたら。
いきなり大量の鎖が地面から生えてきて俺の身体に巻き付いた、とっさの事で避けることも出来ず、鎖が鼻の下辺りま巻き付いて身動きが取れなくなってしまった。
ヤバい、いくら力入れてもびくともしない。
しかも力を出そうと魔力を込めたら鎖に吸い込まれてしまってしまって魔法が使えない。
しかも、ここは人が普通は来ないようなダンジョン犯罪グループの元拠点、援軍も見込めない、本格的にヤバいぞ、しかし、そもそも俺を鎖で縛ったのは誰だ?どういう目的だ?分からない?
というか、誰も接触しないんだけど、普通はさ犯罪グループのボスとかが高笑いで部下引き連れて出てこない?
このまま放置なの、放置プレイ、いや流石にそれはないだろもしかしたらトイレ行っているだけかもしれないし、鎖で縛ってるんだし何かしらのアクシデントはあるだろ。
30分後
誰も来ないし何も起きない。
何俺どうなるの?誰だよ俺を鎖で縛り上げたの?まじで、このままだと、俺どうなるの?誰か人が来るまで放置なのか、え、それって相当長い間この状態ってこと、それは流石にやめてほしい軽い生き地獄だろ。
つ~か、さっきから微妙に魔力吸われてんだけど、よし、しょうがない、一旦寝るか、何かいきなり物凄い眠気が襲ってきて、凄く眠いし。それにこのままうじうじ考えても仕方がない。
誰か来るまで寝ていよう。落ち着いて考えれば俺に長いこと連絡つかなければ裏ダンジョン連合が駆け付けてくれるだろうし。てなわけで寝よう。眠い。お休みなさい。
数時間後
「グハハハ、準備は整った後少しでお前の身体は私のものだ」
目が覚めたら、ザ・怪しい部屋のベットで縛られていました。
もちろん全身ぐるぐる巻きでだ。
「さ~て、もうそろそろだ、もうそろそろだ、この魔道具と薬品がお前に定着し私のスキルを使えばお前の身体は俺のものだ、グハハハハ」
どうするか、状況的にかなりヤバそうだな、誰かマジで助けてほしいな。
ドンドンドンドンドンドン、ドゴーン
いきなり壁に大穴が開いた、そして、そこから出てきたのは、筋肉の化け物、筋肉の塊、そして、俺のクラスメートである同じ趣味を持つ同志、鉄志。
「助けに来たぞ、泰斗」
――――――――――
補足説明
主人公が放置プレイからの居眠りをした理由。
あの鎖の効果によるものです。
鎖説明。
合成魔道具吸収睡眠束縛鎖
効果
魔力吸収
睡眠魔法
束縛
頑丈
この鎖で縛られて物は鎖に魔力を吸われて一定の値にいくと睡眠魔法が発動し相手を眠らせる鎖。
主人公みたいに馬鹿みたいな魔力を持っているとその分馬鹿みたいに魔力を吸収して魔法を発動させる恐ろしい魔道具。
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