第2話 居酒屋 1

私は休日前の仕事帰りお酒を飲みに行く。

自宅でも晩酌はするのだがついつい飲み過ぎるため、外で飲むのは翌日が休みの日だ。

今日は何を食べながらお酒を飲もうか?

自宅の最寄り駅前で居酒屋を物色する。

店舗の排気口から流れてくる揚げ物や焼き鳥の匂いを嗅いで飲み屋街をゆっくり歩く。


最終的にはいつもの所でいいか、となって入るのは無難な何でも揃っている居酒屋になるのだが。

他店と違うのは一人でも飲み放題が適応できる事、でもそれが大事なんだけど。


「いらっしゃいませ、お一人ですか?」

若い女性の店員さんが声を掛けてくる。

軽く頷き空いているカウンター席に座る。


「飲み放題で最初はビール、あと焼き鳥盛り合わせとだし巻き玉子」

メニューを見ないですぐに頼む。

ここの店のおすすめメニューで外れない無難なメニューだからだ。

「お待たせしました、ビールです。料理は少々お待ちください」

すぐにビールが出てくるのは嬉しい。

それほど大きくないジョッキなのですぐに飲み干しおかわりを頼む。

早速ポケットからスマホを出して小説投稿サイトを開く。

お気に入りに登録した小説がまだ更新されていないのを確認して、ランキングやカテゴリー検索を眺めながら何か面白ろそうな小説はないかスマホを眺める。

「焼き鳥とだし巻き玉子お待たせしました。」

ありがとうと言い受け取り早速焼き鳥をかじる。

居酒屋か、異世界物でも居酒屋ものや料理スキルものがあったな〜

私が書くなら居酒屋設定でどうしようか?

妄想スタートだ。

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