恋が辛いの知ってます。

零 ☺︎

第1話 出逢い

_6月 ☀︎_


「行ってきます!」

私はいつも通り塾へ行く。

今日は、水曜日で英語の日。

(だるいなぁ…)

そう思いながらも、自転車をこぐ。

好きな曲を小声で歌いながら、時間がギリギリで塾へと急ぐ。


「こんばんは。」

いつも通り先生達も返事をしてくれる。

私の通ってる塾は自営業で、先生はおばさん2人だけ。

でも今日はおかしい、、

あれ、若い人がいる!しかも男、!

おばさん先生の1人、松本先生に小声で、「この人誰?」と聞いてみた。

それを聞いていたもう1人のおばさん先生、大崎先生は「今日から新しく入った先生です。主に国語担当だけど、他の教科も聞いて大丈夫よ!七瀬ななせ先生、宜しくね!」そう言った。

(へぇ、七瀬って言うんだ。そう言えば、苗字が幼なじみと一緒だ、笑)

そう思ったが、私は特に先生について何も気にならず英語の勉強を始めた。


英語を勉強し始めて1時間くらいたった頃、

私は5教科の中でも、特に英語が苦手。

(全然分からない、てか、もうできない!)

そう思い、もういいや!という気持ちで適当にやっていた教材を松本先生に提出した。

丸つけをしてもらっている頃、私は推しについて考えていた。

私の推しは、KPOPアイドルのパク・〇△□!

ダンスが上手で更に、歌も最強‎。

男の人なのに高音が綺麗でもう美しい!

実は私、哀には妄想癖があり、パク・〇△□とデートしている場面を考えてニヤニヤしていた。

<これってあるあるですよね!?笑>

すると机に、スルーっと英語の教材が置かれた。私はびっくりして慌てて横を見ると、そこには今日入ったばかりの先生、七瀬先生が居た。

「これ直し、分からなかったら聞いてね。」

そう言って去ってった。

・ ・ ・

(えぇぇぇっ…私、おばさんに渡したじゃん!!てか、見られた?ニヤニヤしてる所見られた!!?いや、マスクしてるから平気かな…うん、きっと大丈夫!!見られてない!)

私は必死に、自分に言い聞かせた。


(顔初めて見たけど、イケメンだったな…)

私は、イケメンが大好物!

でも、大の人見知りでましてやイケメン。

分からないことを聞けるわけが無い。

とりあえずおばさん先生に聞くことにした。


そんなこんなで、今日の塾が終わった。


もう、21時30分。じめじめしてて暑い。

(七瀬先生、かっこよかったなぁ、話してみたいな!)

そう思いながらも、自転車をこいだ。


家に着くと、さっさとお風呂に入りご飯を食べていた。両親はテレビを見ている。

「今日ね!新しく塾に先生が入ったんだよ!それにイケメンだった笑」

今日あったことを話して、ご馳走様をした。


…to be continued…









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