〜19話€精鋭たち集会〜

プードルでもスプーンと同じくゲンブによって、1回目のミサイル被害の際に国民が集められたセントラルホールにミネトらは集められていた


カズヤ「おっエンドウさんじゃ~んってことはそこにいる4人が噂の新しい第2か!」


そこには任務を終えて帰国していた本部隊の4人と第1小隊の4人、そしてミネトらの新第2小隊の全員が集まっていた


エンドウ「久しぶりだなカズヤ!しっかり任務は果たしてこれたのか?」


カズヤ「そりゃ~俺ら最強なんで?」


エンドウ「相変わらずだなお前は」


???「カズヤは本当にノリが軽いッスね~」


エンドウ「おぉ!ユウトも久しぶりだな!調子はどうだ??」


カイ「第1から本部隊に上がってから俺もユウトとはあんまり話せてなかったから心配してたけど元気そうだな!」


ユウト「カイさんもお久しぶりッスね!相変わらず新しく来た隊長に迷惑かけてンスか?」


ナギサ「センガ・ユウト、類まれなる能力で2軍部隊第1小隊で大いに活躍し、わずか半年で本部隊に上がった隊員でしたよね」


ユウト「おぉ、俺もだいぶ有名になっちゃいましたねぇ」


カイ「ユウト、紹介する!この人が今の第1の隊長、ナギサさんだ」


ナギサ「初めまして、半年前から第1の隊長を任されてるナトリ・ナギサよ」


カズヤ「ちなみにナギサ隊長の能力って何ですか??」


ナギサ「え…リセットだけど?」


カズヤ「・・・へぇ~そうなんですね、ありがとうございます」


怪しげな言動をしたカズヤとユウトは本部隊の2人の元へ戻って行った


カイ「なんだったんだ?今の人」


エンドウ「まぁカズヤは何でも興味を持つ奴だからな、気にしないでやってくれ」


そしてゲンブがみんなの前に現れ、スプーン国家から受け取ったデノールのフェイブル国家侵攻の話を始めた


ゲンブ「1週間後に我が軍もフェイブルに行き、現地でスプーンの防衛軍と合流し、デノールの軍勢を倒すのだ。しかし私の能力では国外からの干渉は避けられても国に侵入されれば意味が無くなる。そこで、戦場に向かう者と国に残る者で分かれてもらいたいのだが、これはお前たち自身で決めてくれ」


ゲンブの話が終わり、一旦小隊ごとに話し合うことになった


エンドウ「ミネトくん、ミズナくん、シロウくん、君達はどうする?3人とも戦場に出ても問題ない実力を持っていると僕は思うから、君たち自身が決めてくれて構わないぞ!」


ミネト「行きます」


ミズナ「行くわね」


シロウ「行くに決まってるぜ!」


エンドウ「そうか・・・よし!じゃあ新第2小隊は全員今回の戦いに参加しよう!」


そこへ、早々と話し合いを終えた本部隊の3人が近寄ってきた


???「お、エンドウさんも行くの?久しぶりに砂漠の帝王を見れちゃうかもなぁ」


エンドウ「おぉ、キョウマも行くのか!」


キョウマ「まぁ俺の場合はゲンブさんに行けって言われちゃってるからねぇ」


カズヤ「何?第2はみんな行くの?マジかよ~ここ最近でどこまで強くなったか戦場で見たかったなぁ~」


ユウト「カズヤと俺は残ることにしたッス!キョウマさんがいるなら大丈夫だと思うし!僕達が国の内側を守っとくんで、みんなは安心して敵を倒してきてください!!」


カズヤ「残るは第1だけど、おそらく…」


カイ「おっみんな集まって何の話をしてるんだい?」


ミズナ「カイさん、第1は誰が参加するんですか?」


カイ「俺とスケさんの2人だよ」


スケ「よろしくね」


スケが急にミズナの横に現れた


ミズナ「うわぁ!びっくりしたー!!」


カイ「ようやく驚かせましたねスケさん」


スケ「団体戦の時は挨拶すら出来なかったからな、俺は第1小隊のスケって者です。能力は透明化だ、よろしく頼む」


ミズナ「よろしく頼むじゃないですよ!」


ミネト「なるほど、透明になれる能力だったんですね、通りで団体戦の時に1人少なかったわけだ」


ミズナ「ミネトも驚くどころか感心してる場合じゃないでしょ!何で私だけビックリしてるのよ!もぉ!!」


シロウ(おぉ…ビックリした、まだまだ俺の知らない能力が沢山あるんだな…)


エンドウ「おぉ!スケ!まぁお前は守備側では無いもんな!一緒に頑張ろう!」


スケ「久々に戦場でエンドウと一緒だな」


カズヤ「カイさん、第1のあとの2人は?」


カイ「ナギサとマナトは残るらしいです」


カズヤ「・・・そうなんだ」


いろんな組み合わせの会話で盛り上がる中ゲンブが様子を見て、また話し始めた


ゲンブ「だいたい決まったようだな、明日からは戦場に向かう者と国に残る者で分かれて訓練を行ってもらう。その際に互いの能力や戦い方を認識し合ってくれ以上、解散」


キョウマ「よし、俺らはちょっと残ってチーム分けをしよう!」


???「俺はカズヤみたいにお前を守れないから久しぶりにエンドウさんと組んだらどうだ?」


キョウマ「おぉ!タクミそれナイスアイデアだ!せっかくだし俺とエンドウさんとスケさんは一緒にしようかな!」


タクミ「その3人は初代ゲーラーのシンジさんに鍛えてもらった言わば2代目ゲーラー隊員ですからね」


エンドウ「フェイブルに行く隊員が全員で8人だから4人編成を2つ作ることになるだろ・・・ミネトくんとミズナくんは連携取れてるし、リーダーとしてタクミを同行させてカイに先陣を切ってもらうチームを作ると残りは…」


シロウ「え、まさか俺ですか?」


キョウマ「おぉ、このツンツンか」


スケ「よろしく頼む」


エンドウ「うん!これで行こう!!」


シロウ「え…こんなベテラン3人と…俺が?チーム?・・・嘘だろぉー!!!!!」


こうして1週間の準備を経て、ついにフェイブルでデノール、スプーン、プードルが一気に交わる・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る