第二章までの登場人物
作者の備忘録も兼ねて、登場人物まとめです。
■セレネ・バンブリア(主人公)■
15歳(4年生)、桜色の髪、黙っていれば妖精の様な儚く可憐な乙女。
前世の記憶があり、記憶と知識をもとにバンブリア商会発展を望む。魔力を纏って出来る事をイメージ&実践した結果、そこいらの騎士には劣らない体術を持つことになっている。
■ヘリオス・バンブリア(弟)■
14歳(3年生)、珊瑚色の髪、瑪瑙色の瞳。幼い頃はセレネと瓜二つだったが、成長期を迎えて可愛い系ではあるものの少年らしい容姿になっている。
バンブリア商会が誇る技術担当。姉と共に行動することで鍛えられた魔力の制御は大したものだが、共にいるのが規格外の姉なので、それはあまり分かっていない。
■テラス・バンブリア(父)■
バンブリア男爵その人。代々続く竹細工の商いを家業としていたが、セレネが生まれ、その才能に気付くや、教育に力を入れ、順調に業績を伸ばして男爵位を得る。外回り&交渉担当。
■オウナ・バンブリア(母)■
赤みの強いマリーゴールド色の髪に紺のスーツを颯爽と着こなすキャリアウーマン。
バンブリア商会の商会長(経理、人事などデスク担当)。
■ハディス(自称護衛)■
赤髪、黒に近い深紅の瞳、垂れ目。肩までの髪。
しがない貴族の三男坊と自称。王家の文様である「有翼の獅子」をあしらった衣服を纏ったり、王の御璽付きの書類を得ることの出来る人。『火鼠の裘』の継承者で、膂力・攻撃力を司る紅色の魔力を持つ。
■オルフェンズ(暗殺者、吟遊詩人、護衛)■
腰までの銀髪(奇麗なのでセレネに女装させられてしまうことも‥‥)、アイスブルーの瞳。
セレネに出会うまでは、気に入った者の生命を奪うことで充足感、高揚感を得てきた困った男。『蓬萊の玉の枝』の継承者で、隠遁・隠密力を司る白銀色の魔力を持つ。
■ミワロマイレ・アッキーノ(大神殿主)■
神職最高位の純白のローブに、肩甲骨までの鮮やかな黄髪をふわりと揺らす長身の美丈夫。
幼い頃は魔力が溢れて体調を崩してたが、大神殿の『仏の御石の鉢』の側にあることにより健康を保っている。継承者ではあるが、やる気は無し。執着・持久力を司る黄色い魔力を持つ。
■ギリム・マイアロフ(神殿司)■
セレネの同級生。神殿では、魔力視と視力両方の確保のため
魔力を操る力は群を抜いているが、彼自身に色を持った魔力は無い。
■イシケナル・ミーノマロ(公爵)■
特異な魔力「魅了」で人心掌握に優れ、若くして公爵位を継いでいる。20代半ば。
紫紺の髪に鮮やかな紫の瞳。魅了体質が強すぎるためあまり表に出ない。フージュ王国先代国王の姉を祖母に持つ。祖父は王立貴族学園長のクロノグラフ・ミーノマロ。『燕の子安貝』の継承者で、魅了を司る紫色の魔力を持つ。
■バネッタ・ニスィアン(伯爵令嬢)■
セレネの同級生。友人になれた!とセレネは信じている。教室で最高位の爵位を持つ。利用できるものは利用するが、認めないものには心を開かない。
■スバル・エクリプス(騎士爵)■
セレネの同級生で親友。一括りにした長い
■ユリアン・レパード(男爵令嬢)■
3年生。レパード男爵家18女。赤みがかった金髪のゆるふわウエーブで、大振りなリボンでハーフアップに髪をまとめている。薄紫の瞳に、眉と睫毛は髪とは違って生来の煉瓦色。魅了の魔力を持つが、王子曰く「微弱な魅了」であり、ドッジボール部員達にも効かなかった。男爵からの指示と、自らの成り上がり志望から、学園内の高位貴族や見目良い令息獲得を狙う。
■アポロニウス・エン・フージュ(王子)■
12歳(1年生)、金の組み紐を編み込んだ胸までの艶やかな黒髪。父は国王のデウスエクス・マキナ・フージュ。
■カインザ・ホーマーズ(騎士団団長令息)■
1年生。王子の学友兼護衛担当。ユリアンに次いでイシケナルの魅了に掛かった。現在は解けているが、ユリアンと、婚約者であるメリリアン・ジアルフィー子爵令嬢(飴色サラ艶ストレート髪)の間で「俺のモテ期キタ―――!」と浮かれていたが、1ケ月後の『文化体育発表会』までにケジメをつけるよう、王子から宿題を出されている。
■ロザリオン・レミングス(宰相令息)■
1年生。フージュ王国宰相の嫡男。王子の学友の一人。その他、公爵家令息も居る様だ。
■メルセンツ・ヴェンツ■
セレネの1歳上。肩口までの淡い金髪。ヴェンツ伯爵家嫡男。母クーペルノ(フィデリア・フォーレン侯爵夫人と仲良し)。
■アイリーシャ・ラシン■
セレネの1歳上。ラシン伯爵家長女。黒髪。兄フィガリオ。
■ムルキャン(前・大禰宜)■
グレーの髪のテラス程の年齢かと思われる男。自身は大した魔力は持たないが、ミワロマイレの有り余る魔力を利用、操作していた。自己顕示欲は高いが、中間管理職であり、鬱屈した感情が溜まっていた。
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