(三)-3
そこには「レンラク乞ウ」との短い文章と病院の電話番号が書かれていた。
福島県の病院から、北海道にいる私の元へ知らせが届くとしたら、彼・国英さんのこと以外のことは思い当たる節はなかった。
しかし連絡するとしたらどうしたらよいのだろうか。最近普及してきた電信電話は自宅にはなかった。そういえば、駅に青色の、誰でも使える電話が置かれていた。十円玉を投入して電話をかけるらしい。それを使えばいいのだろう。
(続く)
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