別行動-泉 1:02~2:27

三:(泉にて。貴方の捜していた彼はどこか緊張した様子で海の方向を見つめている)


雷:…よォ、湿気た顔して何してんだ?(ひょこり、貴方の後ろから顔を覗かせて)


三:…えっ?(貴方の気配に全く気が付いていなかったのか、酷く驚いてばっと振り返り)

あぁ、波羅夷君。………あれ?(貴方の瞳をまじまじと見つめて)


雷:どーも、我等が母様の元に集いし“ キョウダイ ”様?こんなところでなにしてるんだ?(ニッ、)


三:……。……!…………!!!

(ああ、キョウダイができた!とみるみる彼の表情は明るくなり)

ふふ、ふふふ。歓迎するよ、波羅夷君。なんて素晴らしいんだろう。君は我らが母の子供に相応しい人間だ。仲間が増えて嬉しくてたまらない!そうそう、僕はね!彼らの足止めの方法を考えていたんだ!


雷:“ 兄様 ”にそう言われちゃオレも嬉しいってもんだ。オレも仲間に会えて嬉しいぜ三品!なんて言ったって、同じ母を集う者どうしなんだからよ!!

だからよォ、色々教えてくれねーか?母様を呼び出さねーといけないこと以外、なんにも知らねぇんだ。

おう、そうだな。アイツ等は邪魔だ!なんとかしねーと!!


三:なるほど、そのことだけ教えて頂けたんだね。後は僕の口から伝えろという思し召しだろうか。迷うな、一体どこから話したらいいのか……。

ううん。取り敢えず、大切な弟の君に今すぐ必要になる話からしよう。

母様の導きで、僕は今からあの船の男を殺す。


雷:ああ、あの船のオッサンか。母様がそう仰るならさっさと殺しちまおうぜ。母様をお待たせするわけにはいかねー!

兄様、オレになにか手伝えることはねェ?仕込み靴だってあるし、なんなら一緒に殺すか?


三:仕込み靴?わぁ、そんな格好いい物が……!(キラキラ)

あぁ、だけど君が殺したとバレてしまうのが心配だ。面倒なことに、あの三人にバレないように殺さなければならないからね。

何故かというと、彼らも僕らのキョウダイになる可能性を秘めているから。召喚を阻止されると、母への愛に目覚める機会が失われてしまうだろう?僕らが今後自由に動き回るためにも、こっそり殺る必要がある。


雷:我が波羅夷家が直々に発注した特別なモンだぜ!(いぇーい)

ああ、そうか。キョウダイになる可能性があるっつーならそれを捨てるわけにもいかねーな。早く母様を召喚して、あの3人にも母様の愛に目覚めてもらおう。…へへっ、弟が1人と妹が2人か。待ってろよお前等、すぐに目覚めさせてやるからな……♡

手は考えているのか、

手は考えているのか?考えてんなら、それに手を貸すけどよ。


三:あぁ、どの子もみんな良い子に違いないし。特に母がおっしゃるには、あの修道院を所有している教団の解散で致命的な信者不足に陥っている。彼らを迎えれば、キョウダイをもっともっと増やすための足掛かりになるかもしれない!

もちろん方法は考えているよ。倉庫で拾ったナイフと、返り血避けのレインコート。トリックは人魚姫伝説に乗じた"見立て殺人"でいこうと思う。


雷:人魚姫伝説…、…ああ!船の中で見たアレか。いいぜ、協力しよう。とはいえお前の言う通りオレは怪しまれるわけにゃいかねー。だからあんま出来ることはねーけど…そうだな。アイツ等がお前んとこに行かねーようにはしてやるよ。

それにしても、人魚姫伝説に乗じた殺人を考えるなんて…とんでもなく素晴らしいじゃねェか!流石は兄様ッ、オレ一生ついていきます…!全ては我等が母様の為に…♡(恍惚とした表情を浮かべ)


雷:そうしてくれると助かるよ。犯行を見られたら一巻の終わりだからね。

え、そ、それほどでも……!一応、職業はホラーミステリー作家だしこれまでも殺してきたから。慣れているんだ。波羅夷君もすぐにできるようになるよ!(貴方の言葉に蕩けた瞳で微笑んで)


雷:かっけー…!オレっ、実はエスパーじゃなくてSPなんだよ!あのかけるっていう女の父親から頼まれて護衛してて…。だから武術とかは得意だし、早く兄様みたいに殺せるように頑張るな!( にひ、 )


三:SP?ああ、それを言い直して……なるほど!(合点がいった)

格好いいなぁ、護衛に武術、何とも勇ましい響き。頼れる弟に巡り合うことができて、本当に幸せな気持ちで胸がいっぱいだ!君の成長が楽しみだよ。頑張って。

おっと、こうしちゃいられない。そろそろ我らが母のために仕事をしなければ。(スマホを見て、17時少し前、男が現れる時刻が迫っているのを確かめ)


雷:流石にSPってバレたらクライアントに怒られちまうからな!(たはーっ)

おう、波羅夷家で鍛えた全てを使って兄様の背中はオレが守ってやるぜ!!サンキュー、兄様。期待しててくれッ!

ああ、もうそんな時間か?なら__行かねーとな。我等が愛おしき母様の為、頑張ってくれキョウダイ!オレも準備しねーとな。


三:ああ、守りは任せた。このナイフでしっかり仕留めてみせるよ。一緒に頑張ろう、キョウダイ!(心底楽しげに笑って)

【ナイフ画像】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


KP:あと、割とどうでもいいとこなんだけど「倉庫で拾ったナイフ」じゃなくて「島に行く前に購入したナイフ」です。ゴメンなさい!!


雷:おう、大丈夫だぜ!!あとオレもちょうど聞きたいことあったんだよ

3箇所目の終わりじゃなくて2箇所目の終わりで殺すのか?


KP:ううん、三箇所目だヨ。移動を挟むことになるからね。

さっきの訂正と同様、NPCもこの探索のルールに沿ってフェアに行動しマス


雷:了解!じゃあ次は、そのまま三品と行動だな。…誰か同じエリアに来る予感がする。

誰も来ませんように!!!


KP:こ、ここ来ないハズ。折角の三箇所目の探索を不意にするなんて誰も考えないハズなんだ。(ぷるぷる)

誰も来ませんよーに!!!


雷:だ、だだだよな!?来たら来たでそん時はエリアからでねー範囲でオレがどっか適当に連れていくし!上手く行きゃオレのアリバイを立証してくれることになるし!!

誰も来ませんようにーー!!

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