第13話 雛ちゃんの相談

今回はいつもより長めとなっています。

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4人のお出かけから1週間が過ぎた。

2学期の始業式はとうとう明日になっていた。

夏休みと言う30日ちょっとの休みは以外にも早く感じた。

今の時間は午前9時。

花憐はなぜか隣のお家でスイカを食べていた。

お隣さんは小鳥遊(たかなし)さんと言う老夫婦だ。

たまに果物をくれたりする。


『いきなりですいません、今日お暇ですか?』


花憐が小鳥遊さんのところから帰ってくるのを待っていると、雛ちゃんからLINEが来た。


『今日は特に用事はないよ』


そのままやり取りを続けているうちに俺は雛ちゃんの相談に乗ることになった。


11時に駅前ということで俺は花憐に『友だちと遊ぶことになったから出てくる。』とLINEをし、家を出た。


何故か何も考えずにすぐに家を出てきてしまったため、今の時間は9時30分。

暇だ。


なにかすることないかなと、あたりをうろちょろしているとすぐ近くに本屋があった。

新学期に読む本がなかったことを思い出し俺は本屋で時間を潰すことにした。

恋愛やサスペンス、ミステリーなど色々なジャンルがある中で俺はミステリーが好きだった。

ミステリー小説のスペースで1つ目に止まった物があった。

猫が主人公の小説だ。

突如死んでしてしまった飼い主の死因を猫なりに考えるという話。

裏に書いてあるあらすじを読み俺はその小説を即購入し次に猫の飼い方についての本を探した。


由希奈さん達から譲り受ける猫がうちに来るのは、夏休みの一週間後にある夏休み確認テストのあとのテスト休み二日後だ。


花憐が猫好きで飼いたいと言っていたことを俺は聞き逃していない。

お目当ての本を買うと時間はいつの間にか10時35分になっていた。


本屋を出るとそのまま駅へと向かい雛ちゃんと合流した。


「遅れてすいません、、、」


「大丈夫。いま来たから」


時間は10時57分遅れてないんだよなぁ


「それで話したいことって?」


「その、琥珀ちゃんの事なんですけど」


ほう。

琥珀のこと


「昨日琥珀ちゃんのお家に遊びに行ったんです。」


琥珀と雛ちゃんは、ほんとに仲いいんだな。


「それで琥珀ちゃんがお手洗いに言ったときに机の下に段ボールがあってその中を見たんです。そ、その、その中に」


「ちょっと落ち着いて」


「す、すいません。それでその中に双頭ディルドがあったんです」


双頭ディルド

それは男性のあれを模して作ったというものを2つくっつけたもの。

それを琥珀が持ってたのか。


「本当にそれはディルドだったのか?」


「はい、こ、これ」


そう言って雛ちゃんはスマホで写真を見せてくれた。


マジじゃないですか。


「これ見ちゃって、どうしたらいいか分かんなくて、それでふと琥珀ちゃんがこれ使って一人でしてるの想像しちゃって、恥ずかしくなちゃって」


「ま、まぁそうなるよね。俺も琥珀はあまりそういうことに興味ないんじゃ?って思ってたから、正直むっちゃびっくりしてる」


それでも琥珀だって女の子だし人間だ。

いつかは性に目覚める。

それが今だったって事だ。


「それで、琥珀がそれを持ってたのを知って恥ずかしくなって会話しにくいってこと?」


「はい、、、」


「無理に今まで通り接するんじゃなくて段々といつもどおり接するようにしたらいいんじゃないかな。」


「は、はいっ。わかりました!ありがとうございます!」




話を終えると一緒に昼食を取って3時くらいまで駅前の店を見て回って解散した。

家に帰ったらまさかこんな事になるとは。


「ゆずくん。しちゅもんが、ん”ん”。質問があるんだ。答えてくれるよね?」


噛んだ。

ってそれどころじゃねぇ。

なんかむちゃくちゃ怒ってるって。


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どーも。作者のじゅぶこです。


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これからも不定期更新ですがよろしくおねがいします。


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更新(こうしん)を「さいしん」だと思って読んでました。

ばかです。はい。それだけ

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