第11話 お出かけ Part2

<可憐side>


「ねぇ雛?なんで高校は私達と同じところにしたの?」


私は妹の雛にずっと気になっていたことを聞いた。

頭のいい琥珀ちゃんと勉強してる雛なら頑張ればここらへんの高校の一番いいところにも行けると思うのに。


「ん?あぁ、お姉ちゃんと一緒だよ。好きな人がそこに行くから私もそこに行くだけ」


「気づいてたんだ」


私が今の高校に行ったのはゆずくんがそこに行ったから。


「ていうか雛好きな人いたの?!」


「お姉ちゃん、驚き方にデリカシーが無いよ。」


驚き方にデリカシーって何よ。


「私だって中3。あと8ヶ月もすればお姉ちゃんと同じ高校生だよ?好きな人ぐらいいるよ」


そっかぁ雛も恋する乙女なんだね。


「ねぇ雛のその好きな人ってどんな人?」


これは単純に好奇心。


「知りたい?」


「うん」


「優しいお兄さんがいて、そのお兄さんは私の近くにいる人と付き合ってて、誰に対しても敬語で、とっても優しくて、人思いで、いつも私のそばにいてくれて、私に向ける笑顔がとっても可愛くてでも頑張ってるときはとっても可愛い人」


う〜ん、誰だろう。

わたしがもっとたくさんの人と関わりを持っていれば。



「あ、戻って来た」


そう言った雛の視線の先には仲良く会話しながら歩いてくるゆずくんたちの姿があった。


「仲良く会話してる琥珀ちゃんかわいい…」


んん?!!!!


「かわいい?」


もしかして、いやもしかしなくても


「雛の好きな人って琥珀ちゃん?」


「え、?うん。そうだけど」


わぁぁお


「ていうか付き合ってる」


わぁぁお

百合確定演出来た。


確かにさっき雛が言ってた「優しいお兄さん」ってのがゆずくんで、「私の近くにいる人と付き合ってて」っていうのが私なら当てはまるか!


これってゆずくん知ってるのかな?




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

どーも。お久しぶりです。

作者のじゅぶこです。

投稿遅くなってすいません。

学校で新しい学年になったりと色々あって投稿遅くなりました。

許してくれたら嬉しいです。


4500pvありがとうございます。

あと少しでフォロー100人


<お知らせ>

GWは特別話投稿する予定です。(あくまでも予定)

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