第4話 めちゃくちゃに始まった同棲生活

あれから1日後、俺たちはバスに乗っていた。


「二人で同棲なんて夢見てるみたいだね」


「そうだな」


そう言いつつも俺は花憐との同棲生活を本当にしていいのか悩んでいた。

俺と花憐はあくまで16歳まだ高校1年生だ。

そんな二人が同棲生活なんて何が起こるかわからない。

そして、俺と花憐は料理ができない。

お金もそんなに多いわけじゃない。

俺らそんなんで生きていけんのか?ってなってるわけです。


「お家についたらお買い物に行こ?」


「何を買うんだ?」


お皿とかベッド、冷蔵庫とか生活必需品は由希奈さんが奮発しちゃってるらしいから新居に全部ある。

ついでに俺の私物と花憐の私物も家にあるらしい。


「お料理の本!ゆずくんと一緒にお料理できたらいいなぁって思って。だめかな?」


そんな顔で言われるとだめって言えねぇよ。


「いいよ。一緒にお料理しよっか」


「うんっ!」


この可愛い笑顔のためなら死んでもいい。そう思ってしまった。



                  ◇



先に本屋に寄ってから料理の本を買うことになっていま新居の前にいる。


「私達今日からここに住むんだね。ドキドキしてる」


「俺もだよ。」


正直ドキドキしっぱなしだ。

中学に上がってから花憐が俺の家に泊まりに来ることはなかったし、おれも泊まりに行くことはなかったから花憐と二人で夜を過ごすのは久しぶりだ。


「今日が初夜だね。」


何いってんのこの子?!恥ずかしがりながら言わないでくれ!俺のリミッターが解除されそうだよ!


「そうだな」


なんで俺もそんなこと言っちゃったかな??


「手も痛くなってきてると思うから入ろっか?」


「お、おう」


広ーーい!

外から見たときも思ったけどむちゃくちゃでかいなこの家。


「ゆずくん」


花憐が細々とした声で俺の名前を呼ぶ。


「あっちが寝室なんだって。今日の夜はゆずくん私とするの?」


どうしたのこの子?!

もしかして俺より性欲強かったりする?!


「どうしたんだよ。」


「だって、同棲初夜だよ?皆するんじゃないの?」


そういうことか。


「花憐大丈夫だ皆と同じペースじゃなくて俺たちのペースで進んでいこう。な?」


「そうだね。うん。そうしよ!」


まぁ少しは元通りになったな。


「じゃあお風呂に入ろ?二人で」


えっとぉ二人で?


「入ろうよ。二人で」


「いやでも俺「入ろ?」はい」


なんか圧が半端なかった。

入らないと死ぬんじゃない?ってくらいの圧。

もしかして俺たちのペースってむっちゃ早い?



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ということで第4話でした。

可愛い彼女と同棲、なんて良いんでしょう。

私も彼女欲しいなぁと思いながら作ってますよ。


祝フォロー50人!!

目標まであと450人ですよ!!

頑張って作って行くんで応援よろしくおねがいします。


お知らせ

・ラブコメランキングで139位になりました(今日)

・フォロー50人記念特別ss作ってますのでお楽しみに

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