ガーッガーッガーッ

ガーッガッガッガーッ

ガーッガッガー「あっ？！」

掃除機を止め、吸引ノズルの先を見つめる谷やん（37）

「いま大根！大根吸い込んだ！あれ絶対大根！誰かおでん落としたやろ！大根やで？！あ〜あ！！大根なんかあかんやろ！！壊れるんちゃうの？！大根なんか【【うるさい！！！開けて調べろやあ！！！！】】

ビクッとして掃除機を置いた谷やん、新聞を敷いてダストボックスの底蓋をパカっと開ける

「大根あったんか！！」

「いや・・・」

「あんのか！ないのんか！！」

「な・・・いです」

「掃除機は！動くんか！！」

ガーッ

「動きます」

「騒ぐ前にそこまでをワンセットにしてやれやあぁぁ！！」

「は、はぃ・・・」

そこに出社してきた金城くん（30）

「朝からなに怒ってるんですか？笑」

「いや、まあ、掃除機の使い方」

「は？」

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