第1489話 クマムシの寿命

クマムシはhttps://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16816927861836499729


摂氏150度以上でもマイナス150度以下でも死なず


放射線を浴びても、宇宙空間に放り出されても生き延びるが


それはあくまでも水分を失い、生命活動を一時停止させる「乾眠」とよばれる状態になることで可能となる


乾眠状態でないクマムシの寿命は1ヶ月〜1年


踏まれたら当然、死ぬ



宮里くん(26・ツチ骨の欠けたジャンク品)「あ、無敵じゃないんですね」


俺「そんな完全無欠の生き物、この世におらんよ」


「完全無欠って・・・?」


「ん?漢字の意味そのままやないか(と紙に書く)」


「ふーん」


「ふーんて笑 欠点がなく完全なことやないか」


「あー」


「完全なものはないといえば、永久機関なんかもそうやな」


「"えいきゅうきかん"って何ですか?」


「これ(と紙に書く)。エネルギー供給しなくても動き続ける"しくみ"」


「そんなのあるんですか」


「いやだから、無いんだよ」


「ありそうですけどね」


「な!でも無いねん。物理的に無理なんやて」


「物理的に無理って・・・?」


「ん~、俺も説明しろって言われたら無理」


「そうですか・・・でも勉強になります」


「そう?ちゃんと覚えときや」



3日後。


Oと飲む店に宮里くんを連れて行ったhttps://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16817330655958768579


Oと俺が話している間、宮ちゃんは店の女の子と話している


宮「完全なクマムシは永久に無理なんだって」


女の子「へぇー」


・・・(ー_ー)

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