第1307話 日焼け

サマーシーズン中だと週に3日、沖に出て陽の光を浴びている


誰も見ていなければ素っ裸で潜ったりするので全身が焼ける


ところが肛門だけは、焼くというシチュエーションがない(当たり前だが)


先日、久米島沖で一人、漂っている時に


風もなくそれほど寒くもなかったので、周囲に他船がいないことを確認し


デッキでパンツを脱いでワンワンスタイルになると


太陽に尻を突出して両手で臀部を開き、トータル1時間ほど肛門に直射日光を当ててみた


その夜。


一度は寝ついたのだが、肛門が燃えるように痛くて目が覚めた


バスルームに行き、電気を付け、立ち鏡に肛門を近付けて拡げてみる


が、イマイチよくわからんのでスマホで撮影してみる


Oh・・・猿やないか・・・


肛門周辺が爛(ただ)れて真っ赤になっている


アホなことをしてしまった・・・しかしもう、後の祭りだ


肛門にオロナインを塗りふたたび寝付こうとするのだが、激痛に顔が歪む


再度起きて台所に向かう


製氷機から氷を取り出し、ジップロックにいれてハンカチで覆い、肛門に当てる


おっひょ~冷たい~


が、やっぱり痛い。


翌日


ガニ股でゆっくり漁協内を歩く俺を不審に感じた数人から「どうしたの?」と訊かれた


沖で肛門を焼いたとも言えず


自転車のサドルが取れてフレームに刺さったのだ、と適当なことを言ったが


そのうち漁協内で・・・おそらくまたBL好きE嬢(#129)の仕業だろうがhttps://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16816927861222859008


「Tさん今度は久米島の屈強な青年漁師にパワープレイされたらしい」


そんな噂が流れてきた

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