第1293話 いつものことだが
【谷やん】
あっ!まさにそれっす!
このまえ近所の公園であれ、高校生かなぁ?
男子3人ふざけて追いかけあってるんすけど
先頭が逃げ回って、高さ1mくらいの柵、鮮やかに飛び越えたんすよ
追いかける2番目は柵の上に飛び乗って乗り越えて
3番目がまた手ぇ使わんと飛び越えたんす
俺なんてもう無理やな~絶対足が引っかかるわ~とか思いながら見てたら
7歳くらいの息子と遊んでいた40代の父親でしょうね・・・
何を思ったかいきなり柵に走り出して、さっきの奴らと同じように柵を飛び越・・・
えられんと足が引っ掛かって!
無惨にも柵の向こうへ顔から落ちたんすよ!
うっわ~あれは痛いやろ~思って
ジーンズって思いの外、足上がりませんやん?
それでも自信あったんかなぁ~?笑
じーっと動かんかった父親がノロッと立ち上がったんすけど、相当痛いはずなんすよ
けど照れ隠しで息子に向って「着地成功!」みたいなポーズ取ってるんす
息子は息子で父親の着地失敗が恥ずいんでしょうね~
父親に向かって持ってたサッカーボール、怒りに任せて思いっ切り蹴りよったんすわ
けど少し届かんと柵で跳ね返ったんすよ
そうしたら柵またいでグラウンド内に戻ってきた父親が止まったサッカーボール蹴・・・
られんとまた豪快にひっくり返ったんすよ
何をしとるのだアンタって感じやないすか・・・( ̄▽ ̄;)
あれっすよ自分の足が上がるかどうかTさんもたまにはチェックせんとヤバいっすよホンマ!
どう言えば真意が伝わるのだろう
「越えられない壁はないと言うが『越えにくい壁』は世の中多いからな」
そう話したのだが。
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