第812話 塩分濃度
脳筋1号、谷やん。
「海水の塩分濃度って3から4%でしょ?沖縄って内地より気温が高くて蒸発する分、若干しょっぱいから4%としましょう。醤油の塩分濃度が16%・カレー10%・たらこ6%なんすよ。カレー5杯とたらこ5本に醤油かけて食べたあと、泳いで溺れて大量に海水飲んだとするじゃないすか。そのあと助けられて岸で介抱されてたら、暑いから汗かきますよね?ここまでOKすか?問題は、汗!計算してみてください。16+50+30+4は?・・・ほら!『塩』なんすよもう。純度100の!凄くないすか?塩作れるんすよ人間で!」
宮里「すご・・・」
いやおまえ通分はどうした?
少なくとも10%のカレーが一杯200gとしたら、16%の醤油も200gかけないと計算成り立たんぞ?・・・あ、カレー5杯ってことは1,000gだから醤油も1,000gだよな。食塩の致死量は体重1kgに対し3g、つまり体重60kgの人なら塩180g。醤油の塩分濃度が16%だから180g÷0.16=1,125g。海で溺れる前に醤油で死ぬんだよ。
「オレ変なこと言ってますTさん?んっふふ〜分かってますって。そもそも汗に含まれる塩分濃度が0.6%やから正確には100.6%やないか!って言いたいんでしょ〜?笑」
もう学会で発表したら?
「あと、塩には賞味期限ないですからね!知らなかったでしょ〜?」
お前には知らねばならんこと、山ほどあるけどな。
「凄いですね谷さん・・・」
宮里おまえも。
目を覚ませよ。
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