第803話 肉塊
とある街の、とある交差点にその焼肉屋はある
店の名前は「肉塊」
肉塊(にくかい)という単語、俺の中ではこう使われるイメージだ
「ガトリングガンの集中砲火を浴びた兵士たちの体はズタボロの肉塊と化した」
・・・まあ、あまり良いイメージではない
攻めた店名だな・・・そう思いながら、普段は車で通り過ぎるだけだったが
仲間とその店の話になり、ある日実際に行ってみた
店内の壁には直接、沢山のサインが描かれており、それなりに有名なようだ
実食すると「精肉店直送◯◯牛」と謳われている通り、なかなか美味い!
店名について、思い切ってホールの店員に訊ねてみた
「肉塊ってまた、凄いネーミングですよね」
それを聞いた店員は苦笑いで答える
「よく間違われるのですが、肉塊じゃなく肉魂(にくだましい)です」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます