第787話 タメ口
#781の続きというかhttps://kakuyomu.jp/works/16816927860625905616/episodes/16817139555313934283 ウチの事務のM嬢(元レディース副長)。
「初対面やのにタメ口の奴ってイラつくよな~」という話をしていたところ
「あー私もこの前、初めて会ったバーの子(女性アルバイト店員)に『あれ?今日、店長おらんの?』って聞いたら、カウンターの男の客とゲラゲラ笑いながら『う~んわかんな~い』って言うから、入口に積んでた白州の空ビン掴んで『ドタマ割られたいんか!!』って言ったところですよ」
「こっわ・・・で、どうしたん?」
「ちょっと怯(ひる)んだけどすぐキッて顔して睨んできたから『○○(店長)に電話せえやあ!!』って怒鳴ったの。ビク~ッってなって動かないから『お前が掛けんのなら掛けたる!!』って店長に掛けたの」
「可哀想に・・・笑」
「はぁ?!どっちがやねん!!店長電話に出たから『お前んとこのバイトか何か知らんけどクソガキ!シメたろかあ!!』って怒鳴ってたらカウンターから『すみませんでした!すみませんでした!』ってようやく謝ってきよったんよ」
「・・・・・・。」
俺はM嬢がタメ口になってきたので危険を察知し、黙って聞いている
「店長が『10分で行きます!』って言うから待ってたの。○○は私の性格、よう知ってるやん?着くなり『お詫びに響の17年おろします!!』言うてやるからさぁ、17で済まそう思うんかあ!!って21年飲ませてもらっちゃった♡」
M嬢は19も下の部下だけれども(・・・なんて書いたら彼女の歳がバレるが)
彼女が熱くなった時の俺に対するタメ口は、黙って聞いておかないとエラい目に合う笑
後日、○○くんのバーにお邪魔した際に
「なんや聞いたで~Mが揉めたんやて~?」と言いながら店内を見回すと
な~んか違和感が・・・
「・・・あれ?店長、レイアウト変えた?」
「いや、あの~・・・Mちゃんが椅子投げて・・・」
あっ?!テーブルセット変わっとる笑
壊した椅子とテーブルをM嬢が弁償して新調したらしいが、そのことにはあの子、一言も触れんかったな・・・
あと、元凶となったバイトの女の子。
M嬢の2号舎弟になったそうだ(1号は俺の下の娘)。
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