第408話 もう、軽に替えたら?

前話と似通っているのだが


上の娘がウチに荷物を運んできてくれるので、外に出て待っていた


間もなくヒュイーンシュルルル~とタービン音を響かせて娘がやってくる


「今さぁ、知らない裏道使ったらさぁ、激ヤバだったわよ。擦るかと思った」


そう言いながら降りてきた娘に


「よくそんな無謀なことしたな」と声を掛けながら、荷物受け取りのため車の後部に回る


・・・ん?


「ちょっと。リア変えた?」


「えっ、変えてないけど」


後ろに回ってきた娘がリアを見る


「あ~っ!ない!!」


あるべきエアロパーツが外れて歯抜けみたいになっている


慌てて俺が運転を変わり、今来た道を戻っていくと


通りでオバちゃんたちが首を傾げながら


娘が落とした、ごついパーツを道の脇に避けているところだった

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