第360話 レベル

とあるラウンジ。


隣のボックスでスーツ姿の50代男性2人が、テーブルに割り箸でラムネを積んではキャーキャー騒いでいる


それを眺めて歓声を送っている店の女の子2人


箸が転んでも可笑しいのは十代後半の女子だが


箸でラムネ積むだけでそんなに可笑しいかオッサンズ


「Tさん」


「ん?」


付いた女性に呼ばれて振り向く


「びびー」


彼女は人差し指で俺の乳首を押す


「るすだ・よぉー?」


ミッキーマウスの声色で返事する


2人大笑いしたが


隣とそう変わらんじゃないか・・・

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