「私さぁ、目だけで男の人の手、動かせるよ？」

遊歩道を歩いていると突然、隣を歩くＳちゃんという女性が言いだした

「何それエロい系のこと言ってる？」

「ふふ。もし出来たら何か買ってくれる？」

「ホントにそんな事できるのなら、まあ・・・」

「じゃあ見てて」

そういって進行方向を見るＳちゃん

すると間もなく正面から、４０代のサラリーマンが歩いてきた

「じゃあ見ててね。あの人とすれ違ったら何気に振り向いて確認してみて。」

何をするつもりだ・・・

正面からやってくる男性が数メートル先に迫った時

Ｓちゃんとその男性の目が、合ったような気がする

そしてすれ違う

さり気なく後ろを振り返ると、男性が右手で股間を触っていた

「えっ？何したん？？」

「あそこ見てちょっと笑ったのよ。そしたらほとんどの人、チャック開いてるのかと思って確認するのよ」

悪っる・・・

そんなワザ開発すな。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい