第282話 どうでもよい謎

コンビニに寄り、コーヒーその他をレジまで持っていく


クソ真面目そうなレジの若者に品を渡すと、彼は商品をピッピッとやって663円です、と言う


俺は1,000円札を置く


彼は商品を袋に入れたあとレジに1,000円を投入、お釣りが出る


「レシートのお渡しです」


ん?釣りは?


「こちら商品です」


いや、釣りは?


・・・終わりか〜い


「釣りくれや」


そう言うと、俺の見た目と声の低さが怖かったのだろう


「あっ、ひょいん!」


そう言って慌てて釣りを掴み、俺に渡した


ホテルに戻る道中、俺がずっと考えているのは


ひょいん、とは一体、何だろうかということだ。

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