第225話 設定

まだ肌寒い、2月中旬の話


午後3時。孫息子と買い物に行き、帰りにゆいレール(モノレール)に乗っていた


先程から俺の隣で、30代のOL女性がせっせとLINEしている


あまりにも一心不乱に入れているので、見るつもりはなかったのだが


ものの数秒、チラッと横を向いて彼女の打つ文面を見てしまった


「そうなんだ?こっちは朝7時過ぎ。さっき起きたけど、9℃だって!ベルリン寒い~お味噌汁飲みた〜い」


見なかったことにしよう

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