第219話 歯の本数

定食屋で昼飯を摂り、くつろいでいると


宮里くん(脳筋社員2号・25才)が口をモゴっとさせながら怪訝な顔をしている


「なに?歯が抜けたん?」


「いや、あの。歯って何本なんでしょう?」


「え? ん〜何本やったかな(・・・とスマホをググり)、上下とも14から16ってなってる」


「俺、上が13本しかないです」


「それはお前、抜けたとかじゃないの?」


「前にも思ったんですよ。舌先でなぞって歯の本数、かぞえたことないですか?」


「ああ、やるね。ちょっとまてよ・・・あれ?下は14やけど・・・上が13しかない笑」


「ほらあ!ね?」


「いやいやホントは14本あるんやけど、舌先の感覚が認識できてないだけやろ」


「何度数えても13本なんですよ?凄くないですか?ちょっと鏡で見てきますね」トイレに立つ宮里くん


このあと訪問するお客様の事とか

2022年夏の沖縄の展望とかでなく、歯の本数。


子どもの頃に済ませてる話だが・・・

まあ、それが宮里くんというキャラなの


「15本ありました!増えてます!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る