洗濯物を取り込んでいると

「あっ」

外した洗濯バサミがそのままパチン！と手から離れてしまい、マンション下の通りに落ちた

ちょうど通りかかっていた中年女性が上を向いたので

俺の表情が見えるかどうかは分からないが、苦笑いして頷く

と、女性が立ち止まったまま上の俺と道に落ちた洗濯バサミを交互に見ているので

「あっいいですいいです、洗濯バサミなんか」という意味で

笑いながら右手を、バルコニーの手すりの左から右へサーッとスライドさせた

すると女性は何を思ったのか、小刻みに俺を見上げながら洗濯バサミに近付こうとするので

「ホントにいいですって、そんなの！」という意味で

要らない、要らないと右手をブンブン振った

それでも洗濯バサミを拾おうとするので

そこまで親切にしてくださるなら早く階下に降りなきゃ、と思い

ダッ！とバルコニーを離れる

と同時に下から「カッ、カッ、カッ、カッ！」と走り去る音

あれ？

再度ベランダに戻り通りを見下ろすと、もの凄い勢いで走り去っていく女性

チグハグな流れに「？」となってしまった。

【問題】　上記の文章を読んで、あなたが最もあてはまると思われる心理描写を、下の空欄（）に書きあらわしなさい。

～要点まとめ～

●洗濯バサミ落ちる（　しまった！　）

●女性気付く（　えっ？なに？　）

●俺、笑う（　あっ、やば・・・　）

●女性交互に見る（　えっ・・・私に投げた？　）

●俺、スライドする（　違う違う、落ちただけ　）

●女性洗濯バサミに近付く（　えっ、これを私に？気付いてほしくて？　）

●俺、ブンブンする（　ちがうって、落ちただけですって　）

●女性更に近付く（　こんなもので私の気をひこうと？　）

●俺、ダッ！と離れる（　だめだ勘違いしてる・・・　）

●女性走る（　洗濯ばさみなんかで気を引くなんて気色悪る！もっと他の選択（洗濯）肢はなかったのっ？！　）

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい