第81話 生産性のない会話
「ウチのマンション、いま外壁工事してるんすよ。だから昼間はカーテン閉めてるんすけど」
籍は入れたが、未だ行ったり来たりの谷やん
「帰ったらガーッて開けるんスけど、この前ベランダ側をサッと開けたら俺がいてビックリ」
「あー映った自分にな」
「いや、そいつ笑ってるんス」
「お前が笑ってるからとちゃうんか」
「いや俺笑ってないス」
「んなわけないやろ」
「だから怖くて手を振ったんス」
「ほう」
「そしたら向こうも振るんス!」
「当たり前やないか。なに?それはネタ?ジャンケンしたらこっちはパーやのにむこうはチョキ出したとか」
「はっは、最初はグーで一緒に決まってるじゃないスか」
蹴られたいのかお前
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます