第68話 どこを拭けと。
先日、スポーツクラブにて
ダラダラ汗をかいたあと、シャワー室に向かおうとしたら
何やら慌てたそぶりの女性従業員が右往左往している
どうしたのですかと声をかける前に向こうから話し掛けてきて
「お客様、すみません!先ほどからシャワーの調子が悪くて、お湯が(水も)出ないんです・・・」と言う
「えっ!ヤバいやん、汗ダラダラやで笑」
「そうですよねぇ・・・業者には連絡したのですが、なにぶんつい先ほどなもので・・・」
運悪く、このタイミングでシャワーを必要としている客は俺だけのようだ
「え〜?参ったなぁ・・・タオルで汗拭いても、これで服は着たくないなぁ・・・マジか・・・」
「本当にすみません、お時間あれば、お待ちいただけたらとは思うのですが・・・」
女性従業員も困り果てた様子だったが
「・・・あ!!」
何か思い出したのか、従業員控室に走っていく
そして手に何か握って、戻ってきた
「あの!これさっき、コンビニ寄ったときに貰ったのですが、お使いください!」
そう言ってコンビニ弁当に付いてくるペラペラのお手拭きを渡された
俺は小動物でしょうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます