たまご焼きへの応援コメント
完全一人称の独白的書き物。
私個人の感想といたしましては、判断が難しいというのが本音です。
この作品を“エッセイ”やそれに準ずるものをと仮定した場合、もしくは短編集合物語。そういった場合、この作品は人の複雑な内面や、それに相反する楽観的だったり何も考えていないような、けれどふわふわと思考している、そんな曖昧さの具現化、文章化が出来ている良い作品だという風に形容します。
ただ。
勘違いであれば申し訳ないですが、作者様は女性的な思考で文章を書くタイプです。その特徴は、抽象的な概念をそのまま抽象的にある意味“写実”し、悩んでいたり、むしろ何も悩んでいなかったり、そういう普段の内面を基調とした概念を軸に物語を立てる。
対して、男性型は文という視覚的情報に全ての意味を託し画的な情報として伝達するどちらかと言えば具体的な側面を重視した構成。
この対比にはメリットデメリットがもちろん存在します。
それで、この作品を物語――小説・短編小説として仮定した場合にレベルが低すぎる。
何故か。
まず、日本語がなっていない文章が多すぎる。
「られる」に代表される“受動的表現”が不適切。
常用漢字を使っていない事での文章の幼児日記化。
主語、助詞が不適格もしくは不透明。
先ほどの女性型に傾倒するがあまり、具体性が損なったどこかはっきりとしない文面。
一章――一着目を読んだだけでもかなりの拙さが散見され、こと“読み物”としては最低です。
もし、作者様が本当に書きたいものが有って、それを十全に表現して、心の代弁者として“小説”を描きたいのなら、私の指摘に真剣に目を向けることをお勧めします。
著名な詩人やエッセイスト、または感動的な短編を書く作家は間違いなく、日本語能力も卓越していました。
無理やりな言葉なんて使わなくていい、変に気取った難読漢字を使わなくていい、心のままに想像の通りに、もう一つの“現実”を文字で映し出すだけでいい。
でもそれは、幼児のたどたどしい日本語ではなくて、理知的で立派な人間が語り掛けるように穏やかに話すのが一番良いに決まっている。
それを文字で体現するかしないかは作者様次第だと私は思います。
このままでも良いという言葉は、私は使いません。
伸びしろと、改善の余地はまだあると私は思うからです。
以上、ご一考ください。
作者からの返信
ヒサヒトヒリュー 様
この度は拙作に対して的確なご指摘をいただき、ありがとうございます。
小説でもなく、エッセイでもない独りよがりなものであるということを客観的に認識することができました。
主に女性作家を読んでおり、男性作家の書き方にあまり触れていないことも影響しているのかも知れません。偏に私の勉強不足、能力不足であったと思います。
ただ私には、小説のようなエッセイのようなものを通して「なんとも言えない気持ち」を読者の方と共有したいという思いがあります。
その思いを叶えるためこれから、思っていること、考えたことをまっすぐにわかりやすく伝えられる日本語能力をこれから意識して鍛えていきます。
本コメント、いただいた当初はストレートに突き刺さり戸惑いました。すべてが恐ろしいほどに正しかったからです。しかし今は、このいただいたアドバイスを糧に著名なエッセイスト、短編作家になった姿を見ていただきたいと感じています。
最後になりますが、改めてコメントいただき誠にありがとうございました。
また機会がありましたら、覗いていただけますと幸いです。宜しくお願い致します。
編集済
たまご焼きへの応援コメント
日記の方でオススメされていたので読ませて頂きました。
碧海さんはやはり内面の描写がとてもお上手ですね。詩的な文法表現によって登場人物の心情にすごく入り込めます。
まだ第一章しか読めておりませんが、いわゆる「不思議なお店」形式の作品かなと見受けられました。ゲストの登場人物が少しの非日常を体験することで彼らの人生にほんの少しの影響を与える……私の好きなジャンルです。
今回の作品は店主の心情が入ることが独自性のように感じます。メインの登場人物が二人いたので、少しだけ、どの登場人物の話なのか読み手として迷う場面もありましたが、全体的に漂うお洒落な雰囲気が、このお店の内観を表しているようでとても美しいなと思いました。
ゆっくりになってしまいますが続きも楽しみに読ませて頂きます。
作者からの返信
三丈 夕六様
日記から小説にまできていただけたとのこと、嬉しい限りです。ありがとうございます。
自分では自分の分の特徴(詩的とのこと)にいまいち気がつくことが出来ていなかったため、1つ文章を書く際の強みを教えていただきました。
店主と客の視点をはっきりと区別できるような見出しでもあれば……というのは当初から検討していることなので、引き続き考えていきたいと思います。
ぜひ引き続き最後までちんちくりん。の世界を楽しんでいただけますように。
春の匂いへの応援コメント
暖かで素敵な時間をありがとうございました。
もっともっと色々なエピソードを読みたい気持ちでいっぱいです。
実は作者様のTwitterの書き込みで、「完結しました」を「完売しました」と読み違えたのがこの作品との出会いです。
ふと興味を持って読み始めた物語。
詩の様な文章に大好きな世界観。
スッと引き込まれて、一気に読ませて頂きました。
暖かい気持ちで過ごせそうです。
ありがとうございました。
磨糠 羽丹王(まぬか はにお)
作者からの返信
思いがけなくこの作品にであっていただきありがとうございます。
脱短編計画としてはじめて書き始めた連載小説だったので、手探りで不安でしたが、このようなコメントをいただけて嬉しい思いでいっぱいです。
これからもどうぞよろしくお願いします!!
春の匂いへの応援コメント
麻糠羽丹王さんの紹介でやってきました。
4話目まで一気読みして、コーヒーを淹れ、7話目で読むスピードを落としてゆっくり堪能することを決めたのに、結局は最終回まで一気読み。
時々、罠のように誰視点かを見失い、前の話に再び戻る…そんな状況も楽しみつつ、穏やかな時間を過ごさせていただきました。
力感の無い文章がとても優しくて好きです。
他作品にもお邪魔させていただきますね。
これからも、頑張ってください。
作者からの返信
磨糠羽丹王さんのご紹介から来てくださったとのこと(Twitterでしょうか)大変嬉しく思います。
コメントに大変励まされました。誰視点か見失う点につきましては、当方の力不足な部分も大きくありますので引き続き精進します。
これからも読んでいただけると幸いです!
よろしくお願いします。