絶交中~僕と私の友達ルール~

七星北斗(化物)

設定

 僕こと私は、君との友達関係をする上で、一時的な絶交期間を要求する。


 その期間の間は、僕以外の人間との友人関係を作ること。


 これが、僕と君が友人になる条件だ。


 守らなければ、絶交中ではなく、絶交だ。


 ずっと友達を作りたかった。


 だけど、私は友人ができなかった。


 佐賀山吹南お嬢様学校の、小学生から中学生になった私。いわゆるエスカレーター式の学校だった。


 転校生を紹介します。


 中学生になって一月が経った頃、女性教諭がホームルームで転校生の紹介をする。


 黒髪の美しい、端正な顔立ちの少女だった。クラス全体で黄色い声が上がる。


 名前を、朝比奈芽実奈というらしい。

 

 しかし、彼女には秘密があった。


 実は黒髪はウィッグで、実際の髪色は茶髪だった。


 親に反抗して、髪を茶髪に染めたのだ。


 私だけがその秘密を知っている。


 彼女の一人称は僕で、犬好きだった。


 私はこの機会を逃せば、友達を作れないと思い、秘密を守るかわりに友達契約を結んだ。



 登場人物


 奏桐碧ヰ(かなきりあおい)

 友達0寂しい。ぐすん。


 朝比奈芽実奈(あさひなめじな)

 茶髪。ウィッグで茶髪を隠している。僕っ娘。

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絶交中~僕と私の友達ルール~ 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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