宿石他 名将たち3
祖父の
来大千は驍勇果断、騎射をよくし、
かつて拓跋嗣に従い狩猟に出たとき、高い岩山の上に虎が現れたことがあった。来大千は矛を構えて突撃、手ずから虎を刺殺。拓跋嗣はその勇猛さを讃え、
拓跋燾が即位すると、
宿石,朔方人也,赫連屈孑弟文陳之曾孫也。天興二年,文陳父子歸闕,太祖嘉之,以宗女妻焉,賜奴婢數十口,拜為上將軍。祖若豆根,太宗時賜姓宿氏,襲上將軍。父沓干,世祖時虎賁幢將。年十三,襲爵,擢為中散。延興元年卒。追贈太原王,諡曰康。葬禮依盧魯元故事。
來大千,代人也。父初真,從太祖避難叱候山,參創業之功,官至後將軍,武原侯,與在八議。大千驍果,善騎射,為騎都尉。永興初,襲爵,遷中散。至於朝賀之日,大千常著御鎧,盤馬殿前,朝臣莫不嗟歎。遷內幢將,典宿衞禁旅。大千用法嚴明,上下齊肅。嘗從太宗校獵,見虎在高巖上,大千持矟直前刺之,應手而死。太宗嘉其勇壯,又為殿中給事。
世祖踐祚,與襄城公盧魯元等七人俱為常侍,持仗侍衞,晝夜不離左右。在吐京卒。世祖悼歎者良久。贈司空,諡曰莊公。
(魏書30-9)
うーん、拓跋燾世代の重臣たちは扱いが軽くならざるを得ないんですなー。なんかこの辺の人物もまともに伝が残ってたらめっちゃ面白そうなんですが、まぁ「国体の建立や改革に大いに参与した人物」たちに比べたら扱いが軽くなってしまうのはやむを得ないですね。それにしても赫連勃勃の弟の子孫とか美味しすぎでしょ。ローラー作戦のいいところは、こうした思いがけない人物を拾い上げられることですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます