劉潔1 慕容部の家人
劉潔は力強くも知略も備え、多くの拓跋珪の征討に従軍しては功を挙げた。このため
また、魏勤や
このとき、
赫連勃勃の前に引っ立てられた劉潔は、しかしその声色にまるで怖気づいたところもない。あまつさえ、赫連勃勃に対し、平然とあざな呼びをする。「お前と俺は対等だ」と言うに等しい振る舞いである。その顔色は泰然自若。これを見れば、赫連勃勃も劉潔を認めるしかない。劉潔を釈放した。
北魏に戻ると、劉潔には
劉潔,長樂信都人也。祖父生,頗解卜筮。昭成時,慕容氏來獻女,為公主家臣,仍隨入朝。賜以妻,生子。父提,太祖時,官至樂陵太守,賜爵信都男。卒。
潔性強力多智,數從征討有功,進爵會稽公。河西胡張外、建興王紹等聚黨為逆,潔與永安侯魏勤率眾三千人,屯于西河以鎮撫之。又與勤及功勞將軍元屈等擊吐京叛胡。時離石胡出以眷引屈丐騎,斷截山嶺邀潔,潔失馬,登山力戰,矢刃俱盡,為胡所執,送詣屈丐。潔聲氣不撓,呼其字而與之言,神色自若。屈丐壯而釋之。後得還國,典東部事。
(魏書28-11)
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