第43話

[アテナside]


エリリンやユリリンが 管理する この世界は かなりいびつ

ヒト族の方が 邪悪で 魔族の方が 慈悲深くて 平和を愛するなんて 信じられない、 信じたくない。


前任の 女神 メッサリーナが 相当『酷い教え』をヒト族に『神託』していたのが 原因のようだ


私が お仕置きを 仕様と思っていたのだけど、既に お義母様女神 ヘラに『 消滅』されたようだった。


お義母様女神 ヘラが そこまで するとは………さては、あの『種◌ジジイ大神 ゼウス』に ちょっかいを かけたのか、 かけられたのか ? 今となっては 知るよしも無い。



エリリン

「 アテナちゃん、 どうしたのだ ? 体調が悪いなら休んでいてもいいのだ。 私が アテナちゃんの分まで 仕事をするのだ !」


いや、元々 エリリンの仕事だからね ‼️


アテナ

「 大丈夫よ、 エリリン。 少し考え事をしていただけだから 」


この幼女神は とにかく『どん□さい』………いや、要領が悪い。


ユリリンの様に『悪知恵』は 無いようだが やはり、姉妹だけ合って サボり癖は あるようだ。



私と エリリンが 真面目に仕事をしていたら ユリリン と エリスが 飛び込んできた。



ユリリン

「 大変じゃ 大変じゃ ! 恭介が、 恭介が、………」


エリリン

「 恭介が どうしたのだ ? 恭介に 何かあったのか ? 」


恭介って、確か あの悪魔恭華の息子だったはず………


ユリリン

「 恭介が、結婚するのじゃ ! 」


アテナ

「 それは 良い事じゃないかしら、 何を そんなに慌てているの ? 」


エリス

「 あんた、バカ ! 恭介は 恭華の息子なのよ、 あの悪魔恭華が 結婚式に行きたがるのは 目に見えているでしょう 」


アテナ

「 あぁぁ ! あの大神クラスのオーラを持った大魔王 恭華が ジパングに 行ったら 世界の壁に、『大穴』が 開いてしまうわ。

それに 神クラスが 地上に顕現したら 大騒ぎに なってしまう。 」



ユリリン

「 世界の壁に出来た『穴』は アテナちゃん の お兄ちゃんの【ヘパイストス】様に 頼んであるから 大丈夫じゃ 」


アテナ

「 いったい、いつの間に お兄様ヘパイストスと 知り合いに 成ったの ? 」



ユリリン

「 これじゃ ! 」


ユリリンが スマホを取り出した。


ユリリン

「 この スマホは ジパング製のスマホを ヘパイストスお兄ちゃん と 妾で 魔改造したのじゃ 」


アテナ

「 知らなかった…………! 今、お兄様ヘパイストスを『 お兄ちゃん』と 呼んでなかった? 」


ユリリン

「 スマホの共同開発しているうちに 仲良くなって『妹』にして貰ったのじゃ 」



エリス

お兄様アレスの妹にも 成ってるみたいだから 私達、全員 義兄妹に成ってるようよ」


ユリリン

「 問題は、恭華と光介を ジパングに連れて行く方法なのじゃ

連れて行かないと 物凄く暴れると思うのじゃ 」




「「「「 ……………………………………」」」」



────果たして 大魔王 恭華は 息子の結婚式に主席出来るのであろうか──



※作者より

『茨城くん』より進行し過ぎました。

申し訳ありません。

30日、31日更新の『茨城くん』とコラボしています。


コラボの関係の為、次の更新は 31日に成ります。


よろしくお願いいたします。

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