第7話王都 ②

冒険者協会 または 冒険者ギルド


漫画 や ラノベ アニメ などでは 荒くれ者が 溢れ 場末の 飲み屋 のように荒れたイメージが あったけど……


そこは 都会の役所のように綺麗だった


私達は 窓口に行って手続きを したが

やはり王子のところで 騒ぎに なった




「 この国は 沢山の 異世界の人達を 召還していますが 『 見習い勇者』は 初めて見ました

本来なら この低いステータスでは 冒険者登録は お薦めしないのですが 成長を

見込んで 特別に 発行します



ただ 皆様は 全員が『 ランク F』ですので 絶対に 無理をしないでくださいね 」


受け付けしてくれた お姉さんが 心配そうに忠告してくれた




私達は お姉さんに 食事できる 店を聞いて そちらに 向かった


やはり 情報収集は 飲み屋 か 食事所だろう


私達 三人は 相談して 回りの 冒険者から

情報を 聞いてまわった



えっ 王子は 阿保だから 食事に 集中してもらった






そうして 再び 皆が 集まり情報交換を しようとした時




「 おい ! そこの ガキ その娘達を 俺達に

よこせ ! お前のようなガキには 勿体ないから

俺達が もらってやる 」



「 ケケケケケ お前だろ 異世界から来た

『見習い勇者』と いうのは 王城の騎士が

噂してたぜ ステータスが 村人並みに 貧弱

なんだってな ! 」


「 どうせ お前のようなガキは すぐに死ぬんだ

俺達が かわりに 娘達を まもってやるよ 」



いかにも悪そうな荒くれ者が 絡んできた


「俺達は 『ランク D』の ブラックウルフだ

ランク F のガキは さっさと うせろ ! 」



荒くれ冒険者の 一人が 私達に 手をだそうと

した時 王子が 飛び出してきて

両手を広げて 護ってくれた













俺様は とっさに動いていた


俺様の 幼馴染みである 葵 茜 薊 は

職業が 村娘だ いくら『名 持ち』でも この異世界で 通用するとは かぎらない


俺様が『残念勇者』ということは 俺様の

召還に 巻き込んでしまったのにちがいない


なら 『残念』とは いえ 勇者なのだから俺様が

護るのは当然だ


ましてや 大事な 幼馴染み達だ


絶対に 彼女達を 護るんだ


「 おい ガキ 邪魔するなら 痛い目にあうぜ 」


そう言いながら 殴りかかってきた








王子が 私達を 護ってくれている


足元が 震えて 怖いくせに必死に庇ってくれている


荒くれ冒険者の拳が 王子に当たった













しかし 怪我をしたのは 荒くれ冒険者の方だった


「 ウギャー 痛い 俺の手が ! 俺の手が

! 」


冒険者が 余りの痛みに 転げ回っている


王子は ダメージはなく


困惑していた




当然でしょ


みのまもり 8000000


しゅびりょく 10000000


魔王でも なければ ダメージをあたえることが

できるわけ ないのだ



その 騒ぎを 聞きつけたのか 衛兵が来た


私達は 事情を 説明した

衛兵は 店にいた他の客にも 聴取して

冒険者達を 連れていった

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