優しすぎます先輩。
おもち
第1話 私じゃダメだったかな
「ごめん。」
そう言ってどこかへ行ってしまう元彼、悠。
「…振られたんだ…私。」
好きだった。凄く。
振られる事は何となく分かってた。
最近LINEしても素っ気ない返事。
あぁ。そろそろ振られちゃうかな。
何故か涙が出ない。
大好きだったのになぁ…何がいけなかったのかな…
そう思いながら家に帰る。
帰ってお母さんに返事もしないまま部屋に行ってベッドにダイブする。
どんどん目が潤ってきて
「あれ、?さっきまで何ともなかったのに…ふぇ…うぅ…っふっぅ…」
涙が止まらなくて、胸が痛くて。
悠との思い出が頭に流れる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『好きだよ。優奈』
『私もっ!』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「嘘だったのかな…好きって言ってくれたのに…っキス、だって…してくれたのにっ」
泣き疲れたのか私はそのまま夢の中へ引き込まれて行った。
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