第247話 海を目指して
シオンとリズの人面草騒ぎがあったりしてバタバタした翌日、ウミさんの仲間がいる海を目指す事になった。
やっと海に向かう事が出来てウミさんは涙ぐんでいる。
ほんと遅くなってごめんなさい。
ウミさんに頭を下げるのであった。
それで問題になったのが、海に行く方法と誰がついて行くかであった。
最近は執事さんが転移してくれる事が多かったので、今回も送ってくれるものでと高を括っていたが『海王のいる海には行った事ありません。それにアレらを野放しには出来ませんし‥。』と断られてしまった。
きっの後者の理由が本命だと思うけど‥。
ちなみに魔王さんとネロさんはお留守番だ。
正直、常識枠の2人が一緒に来てくれないのは痛手だ。
もちろん非戦闘員のモニカは言うまでもなくお留守番になっている。
冥王さんはいつものように影に潜んでついてくるようだが、ここで問題になったのが獣王だ。
「俺もついて行く!」と駄々をこねてしまう。
もしかしたら野生の感が何かを察したのではと勘繰ってしまったが、よくよく聞くと「海を見てみたかった。」などと単純な理由であったようだ。
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「さて、海にどうやって行く?
徒歩だと、どのぐらいかかるの?」
ウミさんに尋ねると、徒歩だと3日ほどかかるとの事。
うん、時間がかかり過ぎるね。
他に何か交通手段がないか考えていると、獣王が興奮気味に手を挙げるのであった。
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