第42話 混乱3

「ま、魔王って‥アリサさんも冗談が上手ですね。」

モニカはアリサの冗談と受け取ったようだ。


よし、だったらその流れに乗ろう!


「ほんと、アリサは冗談が上手なんだから。」


俺は場を和ませる為、冗談っぽく言ってみる。


モニカも冗談で終わらせてくれた。


このまま話は終わるかと思ったが、魔王様は納得がいかなかったようだ。


「ワレは冗談など言っておらん。茶化されるのは好かん!」


頬を膨らませて抗議してくる。


おう!せっかく誤魔化そうとしてたのに‥。


魔王様の真剣な顔を見て、モニカも何かを感じたようだ。


「もしかしてヤマトさんも魔王とか?」


モニカが恐る恐る聞いてくる。


「俺?普通の人間だよ。」


俺の答えを聞いて安心したようだ。


「だったら大丈夫ですよ。アリサさんが魔王だろうがゴブリンだろうが問題ないです!」


モニカが親指を立てて、問題ない事をアピールする。


魔王でも大丈夫なんだ‥。

メンタル強!

まだ若いのに‥。


モニカのメンタルの強さに関心するのであった。

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