薬草とりは欲張らない
のんべん
第1話 1日の始まり
城壁は
地平からの日差しはまだ弱い。これだけ早くに出ればポーションの質を上げる草の
「仕込みがうまく行っていればいいけど…」
ぼやきながらしばらく駆けた街道を
赤く
セッズ豆は栄養こそないが水と飲めば小腹を埋めるのには最適だ。じわじわと
これで昼まではもってくれるだろう。去年は2粒で満腹だったのに今ではこれで腹八分といったところだろうか…。
木から降りて深く息を吸う。
誰もいない一人の林は静かだ。しかしこれから恵みを享受する立場として礼儀は欠かせない。
本日の恵みが明日の
本日の奪う命が明日の命になりますよう。
「よろしくお願いいたします。」
薬草と晩御飯のお肉が獲れれば嬉しいな。
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