世界平等理論
尊(みこと)
Prologue
私の住むアパートには個性がありすぎる人がたくさんいる。
「このですね、トランスジェンダーは、…」家族でテレビを見ていたときのこと。
「ねぇさ、萌ってこういうの考えてんの?」
お姉ちゃんにそう言われた。
「え?いや、なにも?」
私は基本、こういうことを考えない。
いや、何も考えない。
何も考えていない。
数年前、私はうつ病になった。
何も考えられなくなった。そして、外に出ることなんてできなかった。死にたい。そういうことすら考えられなかった。
そして、あれから数年たった今でも何も考えられない。でも、何かをやることはできる。だから今私は近くの部屋の人と色々話している。
まだ、学校には行けないから…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます