第337話 救助
1時間位飛ぶと砦のような建物が見えてきたが、その建物を囲む敵の大群が見える。取り敢えず名称が分からないから砦と呼ぶ。
奴等は砦を攻撃しており、壁に穴が開き始めている。砦の中から善良な者達の気配がする。
既にサラマンダーを放ち、敵に向かわせている。俺が飛ぶよりも早いのだ。転移にはまだ距離があり、正確な転移をするには少し距離が有り過ぎる。
しかし俺の到着目前に、ついに壁の一部に穴が開いてしまい、間髪入れず奴らが中に入り始めた。
ようやく転移に問題のない距離に来たので、俺はその穴の前に転移し、穴はオリヴィアに守って貰う。
そして俺は中に入り、砦の中に入った奴らを倒していく。
すると天使の気配を感じた。
そこに行くと、天使達が大勢おり一方的に殺されていく。
奴らを何とか駆逐したが、生き残りは10名の女性だけだった。
ゲートを出してワーグナーに一旦退避させ、仲間を連れてきて、オリヴィアの手伝いをして貰う。
死者は20名位いた。
直ぐに全ての死者蘇生をして行く。正確にはヒールを使う。死にたてホヤホヤだから可能なのだ。
やはり全て妙齢の女性、しかも美人揃いだ。服も無いに等しく心が踊る。保護欲が掻き立てられ、守ってやらねば!と思うようなお嬢様お嬢様な感じの者ばかりで、俺の保護欲を掻き立てる女性を集めたとしか思えなかった。
皆から感謝されまくり、俺の庇護下に入って俺に忠誠を誓うらしい。
まだ戦闘中なので、あまり構ってやれないが、皆一度殺されたので裸同然の格好で恥ずかしがっているが、俺の目の保養にはなった。
とはいいつつ、他の男に彼女らの肌を見せたくないという、いつもの独占欲から服を出し一人一人に対して着せてやる事にした。
「君達を生き返らせた1級天使の志郎だ。君達を一旦下界に避難させて保護する。俺の命に替えてでも守ってやる。先ずは服装を整えよう。並んでくれ。時間がないから破れた服は脱いでおいてくれ。皆服がずたずただから裸と殆ど変わりないから、仮の服を出すからそれを着てくれ」
そうやって近くで見ると素晴らしかったとだけ言っておく。
心は堪能しているが、勿論表には出さない。淡々と服を出しては着せているので、皆は俺の事を紳士と思い、感謝でバグしていく。
ただ最後の1人には本心がばれていた。
助けた中で1番背が高かった者で、雰囲気が少し違った。
「ありがとう、すけこましさん。助けて頂いたから良いですが、私の裸を見てご満足そうね。むっつりさん。なんでこんなむっつりさんな人を好きになるのかな。もう」
変な呟きをしていたから、ついついお触りをしておいたら、真っ赤になって面白かった。何故か皆幻影を見た筈なのだが、記憶に残らなかった。しかし彼女だけは俺の頬にキスをしていった。
服は収納にストックがあったから良いが、また補充だなと、ついついぼやいていた。
ゲートにて彼女らをワーグナーに送り出し、オリヴィアの所に行くも既に戦闘は終わりそうで、掃討戦に移行していた。
軽度な怪我が数人位おり、それ以上の死者は居なかった。俺は治療をしてから制圧しに戻りて、その後、周辺駆除にとサラマンダーを数体放つと俺はワーグナーに戻る。
戻ると、またもや良くない衝動を押さえるのに必死だった。まだドラゴニュート達がいたからだ。誰かの胸をしゃぶりたくて仕方がなかったのだ。
助けた天使達がいる部屋に真っ直ぐ向かい、部屋に着くとナンシー達が天使達の世話をしていたが、先の最後に俺のすけこましさんを看破した天使の前に着くと理性が飛んだ。
服のボタンを早業で外し、胸を露にする。素晴らしい胸だ。
俺はがむしゃらにしゃぶりつく。
何故か避けも?いやがりもしない。しゃぶりついた数秒は意識があり、止めなきゃ!と思うが、止められず、やがて意識を手放した。そう、赤ちゃん返りが発動していたのだ。彼女は痛がっていたが、俺の頭を撫でていた。
「私達の為にごめんなさいね。こうなると分かっていたのに助けてく・・・」
と話し掛けてくれている最中に意識を手放して、完全なバブリモードに移行したのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます