第33話 炎と水の魔法剣

ルネ師匠に魔力をためてもらったので性能を試すことにした

流石に邸内で火を出すのは危険だからもう一度訓練場に戻ってきた

さっきと違うのは剣に魔力が溜まっていて微かに光っていることと

ルネ師匠がいることだ


「感覚は魔法を使うときとあまり変わらないよ~

違うのは自分の魔力じゃなくて剣の魔力を使うことと

その武器に宿る魔法しか使えないってことくらいかな」


今回の場合は炎 又は 水を纏う魔法だけってことか

「じゃあたまたま魔法剣らしきものを拾ったとして

その時はいろんな魔法を発動させようとしてみるしかないってことですか?」

「ふつうの人はそうだね~ まあ拾うことなんてそうそうないだろうけど」


「あの~魔法適正って関係ありますか?」

「ないよ~魔道具と同じように誰でも使えるようになってるみたいだから

原理とかは違うっぽいんだけど」

「よかったぁ 私魔法適正は低いから」

そういえば気にしてなかった

良かった関係なくて


「じゃあやってみます ふぅー えいっ」

エミラが集中し剣を振ると

宝石のようなものが光り

刀身が炎を纏った


「あっできた」

「これ結構いい魔法剣だね~

これ程の魔法剣は世界に9つほどかな」

「今度は水の方をやってみます えいっ」

青いほうの魔法剣を振ると水流を纏った

結構勢いが強く触れるのは危ないだろう


「そういえば魔法剣ってどうやって作られるんですか?」

「それがね わからないの

今わかっているのは

魔鉱石まこうせきって鉱石にどうにか魔法を込めてどうにか剣にしたってことと

魔宝石まほうせきって宝石のような石に魔力をためれるってことくらい

誰がどうやって作ったかいろんな説が出てるけどどれも根拠がないんだよ

だから昔作られたものしかなくて結構貴重なんだよね~」


そうなのかどう作られたのかは今度また神界に行って聞いてみようかな

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