第30話 試し撃ち

昨日作ったFive-seveNを試そう


マガジンを入れる

弾は10発入れてある

試し、練習するならこれくらいでいいだろう


まず一回撃ってしっかり弾が発射されるか確認しよう


バンと大きめの音がし狙った的の斜め後ろの木に小さな穴が開いた

外しちゃったか


「なんだデクス今の音は⁉」

父上⁉

あっそういえばこのことはルネ師匠にしか言ってなかったんだ

「えーっとこれは、昨日の夜〔スキル〕と魔法陣術を利用して

前世の世界の武器を作ってみたんです

それの実験をしてました」

「どんな武器なんだ?」

「実際のものは火薬を爆発させた圧力で金属を発射する

僕の作ったのはその火薬を爆発の魔法陣に変えたものです」


「ちょっと使ってみてもいいか?」

「はい動作確認もできましたし

あっでもその前にみんなに説明しておかないと

またびっくりさせてしまうかも」

「そうだな説明してくる」

「僕も行きます」


説明を終えたので父上にFive-seveNを貸し使い方を教えた

「こうか?」

「はいそのまま上の部分を引いて…」

「こうだな」

「はいこれでもう人差し指のトリガーを引いたら発射されます」

「よしいくぞ」

バン


弾は的にあたった

「おっあたったぞ」

「すごいです父上1発で当てるなんて」

「これいいな 俺の分も作ってくれないか」

「わかりました 今日の夜作っておきます

形が違ってもいいですか?」

「あぁ構わない」

「ではこれと違うモデルのものを作ります」

トカレフTT-33にしようかな

魔石、多めに貰っておいてよかったぁ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る