第21話 ショタ神 遊戯神
父上と模擬戦をした後、教えることはないといわれたが
一応基礎だけ教えてもらった
僕の剣術は素人の我流だ
粗いところも多い
そんな剣術では魔王には勝てないだろうと思ったからだ
だけど本当に初歩のところまでしか教えてもらえなかった
予定より早く訓練が終わり僕は部屋に戻ってきた
最後の斬撃、あれはなにか違った
僕の力に何か不思議な力が加わった感覚があった
一度ステータスを見てみよう
[ステータス]も無詠唱でできるのかな?
あっ できた
ん?スキルの欄に〔瀧平流剣術〕がある
スキル化された?なんで?
しかもレベル3だし
う~ん あ、そうだ
わからないことは神様に聞こう
一度目を閉じあの真っ白な世界を思い浮かべる
「どうしました?」
いつもの神様の声が聞こえた
無事にこれたようだ
「少し聞きたいことがありまして…
あれ、そちらの方は?」
見慣れない人がいた
子供っぽいが神様かな?
だったら見た目はあまり関係なさそうだが
見た目だけなら僕と同じくらいかな
かわいいが男の子だろう
服装はパーカーっぽい感じの薄紫色の服
鮮やかな青のTシャツ
紺のスニーカー
同じ紺色の少年がよくかぶってる帽子って感じだ
「あぁこの神は遊戯神 フェビ
あの
「あっそのことは反省してるから言わないでよ~」
「あの子がレトリアルを倒す英雄になる転生者ですよ
教えておいた方がいいでしょう」
「えっこの子だったんだ
ねぇ君、ちょっと調べていい?」
調べるって何をだろう?
「何を調べるんですか?」
「君の 過去 と 望み と 潜在能力 かな~
君の心の奥の方にあるものだよ」
「いいですよ」
「ありがとな
じゃあ見せてもらうよ~」
フェビは目を瞑って時々うなずいている
「そういえば神様の名前聞いてない気がします」
「あっ、言い忘れてました すいません
私の名前はタリアです
一応この世界の創造神です」
「面白いね~君
まさかあの地球神のいたずらに耐えてたなんて
君なら颯真君なんて簡単に倒しちゃいそうだね~」
ちょうどフェビが僕の心の奥を覗き終えたようだ
「で、どうしてここに来たんだい?
なんか聞きたいことがあるんだっけ?」
「あっそうでした
前世で考えた我流の剣術を再現しようとしたらスキルになったんです
これってどうしてですか?」
「それは、先日あなたに〔スキル創造〕を与えたからですね」
ん?そんなスキルあったっけ?
もう一度ステータスを開く
あっあった
なるほどこんなスキルが増えてたのか
レベルは9だった
高くね?
「このスキルはフェビ考案の新スキルなんです
100年くらいに1回新スキルを3つ程作ってるんですが
今回はいい案が出てこず
〔スキル創造〕だけでした」
なるほど
それで最近与えられたということか
「じゃあ謎も解けたので帰りますね」
「はい またいつでも来てください
他の神も紹介したいですし」
「今度は遊ぼうね~」
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