第17話 帰り道

「そういえば師匠の名前まだ聞いてない気がします」

馬車で帰りながらふと思ったのできいてみた

師匠は僕の斜め前に座っている

「あっ そういえば言ってなかったっけ~

私の名前は、ルネステルだよ

まぁルネ師匠って呼んでくれたらいいかなぁ」

「わかりましたルネ師匠

あの ちなみに年齢は?」


「女性に年齢を聞くのはよくないよ~

私は気にしないけど

私以外だったら嫌われるよ~

えっとねぇ 大体200くらいかなぁ」


流石世界最高の魔女だと思った


「魔法で時止めてるからね~

あっそうだデクス君って転生者だったよねステータスで見えたけど」

「はいそうです」

「転生者は前に教えてた子がそうだったんだけど今度紹介してあげよっか?」

「お願いします」

他の転生者がどんなふうに生きているか少し気になるし

それと強かったら仲間に勧誘してみたい



その日の夕方ごろにケット領に着きエミラを預かりに来た


「父上、どう乗りましょうか」

この馬車の席は4人分、乗る人は5人

そう1人多いのだ


「デクスがティルシアの膝の上に座ればいいんじゃないか?」

僕は一度みんなを見た

父上の上は普通の家族ならいいけど貴族としては駄目だろう

師匠の上は大きな胸が気持ちよさそうだが…

いや駄目だろ

だとするとやはりティルシアか

これもギリアウトな気もするが…


「ティルシアいい?」

「はい問題ありませんよデクス様」

「じゃあお願い」

「かしこまりました」


ということで元々僕が座っていたところにティルシアが座り

僕はティルシアの膝に座った

そしてエミラが元々ティルシアが座っていたところに座った

父上とルネ師匠は変わらない


「そうだ、ティルシア デクスの婚約者となったエミラルトの専属メイドとしても働いてもらってもいいか?」

「はい かしこまりました」

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