第13話 初めての仲間

「あの私にその魔王との戦いのサポートをさせてもらえませんか?」

エミラが予想外のことを言い出した

「えっ、エミラ何を言っているんだい!?」

ノベルトさんも驚いている


「あっ、あのデクスくんが英雄として魔王を倒すところを近くで見てみたくて

それに私のステータスもかなり高くて

多分このステータスはデクスくんの仲間となるために与えられたんだって思って

だめかな?お父さん」

「確かに高いステータスだったが、でもそんな危険なこと…」


「デクス どう思う?」

「仲間は欲しいと思っていましたし

〔英雄の腕〕には仲間の成長促進の効果もあったので元が高ければ大丈夫かと

エミラ、とりあえず一度ステータスを見せてもらえないかな」

「あっはい わかりました[オープンステータス]」




名前 ≪エミラルト・ケット≫

体力 32418/32418

魔力 1217/1217

筋力 51

知力 48

俊敏 92


称号【貴族三女】


魔法適正

[火魔法]6

[水魔法]7

[風魔法]19

[地魔法]7


スキル

〔回避〕7〔双剣術そうけんじゅつ〕6〔縮地しゅくち〕5〔剣速〕4〔成長加速〕2〔治癒〕2



神の加護

〈創造神の加護〉3

〈生命神の加護〉4〈天空神の加護〉5




「父上、僕はあまり他人のステータスを見ないのでよくわからないのですが

これは高い方ですか?」

「かなり高い方だろうな

まだ5歳でこれとなるとより高いステータスが期待できるだろう」


〔成長加速〕も持っているし〔英雄の腕〕の効果でもっと加速する

〔回避〕や〔双剣術〕という先頭にむきそうなスキルもある

連れて行っても大丈夫そうだとは思う


「エミラ、厳しい特訓とか戦いとかになると思うけど大丈夫?」

「はい! 覚悟できてます!!」

「じゃあ一緒に戦おう」

「はい!」


「ということですがノベルトさん大丈夫ですか?」

「まぁ、エミラが決めたのならいいかな

よろしくねデクス君」


「ノベルト 明後日、王都から帰ってくるときまた来る

その時エミラを家に連れて行こうと思うがいいか?

すぐに特訓を始めようと思う」


「僕としてはいいけどどうだい?エミラ」

「はい、大丈夫です

がんばります!!」


そんなこんなでかわいい猫耳っ娘が仲間になった


「じゃあ婚約の方も問題ないね」


そっかそうなるのか

あっ、またエミラが真っ赤になってる かわいいな

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