第5話 儚いからこそ輝く、救われないヒロインについて考える ※複数作品のネタバレ有り

はい。どうもケイティBrです。


今朝エッセイのランキングみたら70→68位でした。

二桁まではすぐいくがそれ以上は、それなりに層があついみたいですね。

せっかくなので今週、一旦頑張ってみたいと思います。


では本題


救われないヒロインについて考える ※複数作品のネタバレ有り


今回定義する、救われないヒロインとは

物語の結末においてなんらかの理由でヒロインが悲劇的な結末を迎える事です。思わず救いたくなる。そんなヒロインが描きたい。


それでは分類をしていきましょう。


☆1

救われず死ぬ


ロミオとジュリエット(原作)

主人公とヒロインは恋をする。しかし二人の実家同士は険悪の中ですこのままでは結婚出来そうにありません。そんな時、ヒロインが他の男と結婚する様に言われます。他の男と結婚したくないヒロインは、どうしたら良いか修道僧に相談をする。偽装死を提案されたヒロインはそれを実行します。本当にヒロインが死んだと思った主人公は自暴自棄になりヒロインと結婚する話しだった男を殺します。そして主人公はヒロインを後追い自殺してしまいます。


ヒロインが目覚めた時、主人公は死んでいました。何が起こったのかは分かりませんが主人公が居ない世界に心残りはありません。後追い自殺します。


最後の方、何がなんだか分からない展開をしています、、、、なのでロミオとジュリエットを題材としたりプロットとしている作品は最後の展開を変えていますね。ちょっと原作の癖が強すぎました。

大枠としては、なんらかの外的要因で結ばれる事がなかった二人が一緒に死ぬと言うストーリー展開です。


二人共死んでしまったら物語に救いようがありません。


Edge of Tomorrow 英題 にて

地球外生命体に侵略されている地球、主人公は新米兵士として戦場に向かいます。が奮戦するもあっけなく死にます。しかし死んだと思ったら同じ日をもう一度行っていました。混乱している主人公は戦場でもう一度死にます。そうして自分がタイムリープしている事を知ります。主人公は、これ以上死にたくないので努力をします。そして現在の基地の中で最強軍人の技術を学ぶ為、ヒロインに接触するのでした。


物語が進む事により主人公は知ります。現在のタイムリープを抜けるには、ヒロインが死ぬ必要がありました。主人公はそんな事をしたくありません。なぜならばヒロインに対して恋心を抱き始めているのです。


原作ではヒロインは死んで、主人公が人類の救世主となる話しでした。映画ではヒロインを死の運命から救います。救われなかったヒロインをIFストーリーで救うと言う話でした。


有名所だと、蜘蛛男でヒロインが死ぬシーンがあります。

が自分は詳しくないので控えます。原作アメコミの知識がありませんので・・・


物語の途中で死ぬ例もあります。

F○7、まど○マギ ですね。物語の転機としてヒロインが死んでしまいます。

F○7の方は明らかにメインヒロインなのに物語途中で死んでしまい。当時衝撃を受けました。


☆2

主人公がヒロインを救おうとするが、完全には救えない


最終兵○彼女にて

ヒロインは主人公に告白する。二人は徐々に愛を深めていく。しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。主人公は、戦火から逃げる、逃げた先では人の姿を失いつつ[敵]と戦うヒロインの姿があった。主人公はヒロインを救おうとしますが、世界と[敵]がそれを許してくれません。


主人公はヒロインを人間として救う事が出来なかったが、ヒロインが主人公を救いました。と言う結末でした。思い返すとストーリーとしてはシンプルなんですけれど、設定が衝撃的で心に残る作品です。なんと言ってもヒロインが可愛い。


ヒロインを完全には救えなかった作品として

君の膵○をたべたい、○リットルの涙があります。

主人公や読者・視聴者に心の傷を残す作品ですね。


☆3

悲劇を認識されない


人魚姫(原作)にて

ヒロインはある日、王子様を救いますが、ヒロインはその事を告げる事が出来ませんでした。魔女の力により王子様と再会をしますが、引き換えにしゃべる事は出来なくなりました。王子様とは両思いになりますが、王子様は他の女性と結ばれる事になります。魔女の力には代償があり、ヒロインは王子様と結ばれるか殺すかしないと死んでしまいますが、ヒロインはどちらもする事が出来ませんでした。


原作では王子様はヒロインの事情を認識すらしません。

この物語のIFとして、リトル○ーメイドが制作されました。

ただし、救ったのはヒロインの父親です。王子様はヒロインを救いません。


FA○Eにて

ヒロインの養父の息子がヒロインにやりたい放題やっていましたが、主人公は養父の息子がヒロインにちょっと辛く当たりすぎてるんじゃないか? 程度の認識でした。複数のシナリオでヒロインは救われず、悲劇を認識すらされていません。そして主人公は別の女性と結ばれます。


この部分だけ切り取ると人魚姫の構造に似ている事に気づきます。救われなかったヒロインを救いたいと言う心理が働くのだと思います。


同作品にて剣士が役割を終えて、戻った時には仲間に裏切られて死ぬ寸前の状態で無念の最後を迎えます。それ救えなかった事に気づいた弓師は後悔します。後悔した弓師は主人公に剣士を救う事を願います。このヒロインに救われて欲しいと感じるエピソードですね。


※今まで何度もこの例を出してしまいますが、それだけ衝撃的だったんです、流石名作です。


☆4

物語の強制力によって、メインヒロインに昇格されない

※強制力とは、作者や制作会社の都合により、不自然な物語展開になった。と言う意味で使っています。


ニセ○イにて

主人公には好きな人がいました。主人公はその人と付き合いたいですが、別の女性と恋人になることになってしまいました。ですが、主人公達はお互いを好きではありません、が拒否する事も出来ませんでした。なので主人公達はニセの恋人になる事にしました。


結末としては主人公が元々好きだった娘と明らかに両思いなのに結ばれないストーリーです。物語にかなり強制力を感じます。ここまで強制力が働く作品は珍しいと言う事で紹介しました。


同様の話しとして


カッコウの○嫁にて

主人公が元々好きだったヒロインはタイトルと全く関係のない存在です。そのためこのヒロインと結ばれる可能性の低さを感じます。さらに一緒に住んでいた実妹だと思っていた娘と血がつながっていない事が発覚しました。妹は主人公が大好きです。しかもメインヒロインよりも明らかにヒロイン力が高いです。


今は連載中なので結末がどうなるかはわかりませんが

下記の様な展開が予想されてしまいます。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

メインヒロインは、実兄だと思っていた兄と血が繋がっていなかった。

主人公も、実妹だと思っていた妹と血が繋がっていなかった。

そしてお互いに好きなので結ばれるかスワップしました。

そうカッコウの様にね!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


この結末を想像した時に気づきます。

あれ? 主人公が好きだったヒロインがどこにも居ない??? あれあれ???

って感じです。その状態で更に別の幼馴染キャラが出てきていて

救われないヒロイン増やしてどうすんの??? 状態になっています。

先行きがすごく不安です。でも気になっちゃいます。


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2022-02-17

ヒロインが死ぬストーリーとして

Edge of Tomorrow を追加

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いかがだったでしょうか?


今回4つの救われないヒロインを紹介しました。


もしこんな例もあるよ! と言うのがありましたらご紹介頂けますと助かります。

この救われないヒロインのジャンルは、

単純に主人公に選ばれなかったからと言う訳ではないと考えていまして

難解な気がしていますのでご意見頂けますと幸いです


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