第3話 【ざまぁ】【もう遅い】ヒロインについて考える

はいどうも、自分の中に最高のヒロインの原型を持ってないので

色々考察した上で消去法で生み出せないかと考えている。ケイティBrです。


人は可能性が無限大だと新しい物を生み出すのが難しいのです。


今回は、【ざまぁ】【もう遅い】をする

ヒロインについて考えるをテーマに考察していこうと思います。


まず

【ざまぁ】とは【ざまぁみろ】の略です。

これを文章にすると 今の『自分』の【様を見ろ】 ですね。


以前とは違う、自分を相手みせる。と言う事ですね。

なので相手が『自分』を認識している必要があります。


構造としては下記の様になります。

代表的な【ざまぁヒロイン】シンデレラを例にします。


①虐げられる:義姉たちに虐められるシンデレラ

②転機の訪れ:魔法使いの力で王城のパーティに参加して王子様に見初められる

③復讐をする:実家を捨ててシンデレラは王子様と結婚する

【ざまぁ】完了


すごくわかりやすいストーリーでスッキリする内容ですね。


この内容をWEB小説で流行りの長いタイトルと展開にすると


『虐げられていた私に今更、助て欲しいと言われてももう遅い。実家の事なんてもう知りません』


と言う感じでしょうか。

なんとなく最近のWEB小説っぽいタイトルになりましたよね?


悪い事をするとしっぺ返しがある。と言う勧善懲悪の典型とも言えます。

なので、非常に展開が分かりやく安心感があります。


その代わり、この内容だと説教臭さがあるのですよね。

テンプレート通りだと、3行で説明出来るストーリーですから。

ひねりがないと飽きてしまいます。


短いタイトルで似たような効果を出せる場合もあります。


仮に『悪役令嬢のやり直し』としましょう。


これは、悪役令嬢と言う存在がどこかの段階で、

極端な役割の降格、または断罪されるのが

テンプレ展開となっているので悪役令嬢と言うだけで


①虐げられる:悪役令嬢は最後に虐げ、断罪される物

②転機の訪れ:タイムリープして前回の知識がある

③復讐をする:知識チートでやり返す

【ざまぁ】完了


短いタイトルなのに、内容見る前にストーリーが大体わかりますねw


タイトルを短くする効果があるので、

悪役令嬢を冠したタイトルが盛んに使われているのはこれが理由です。

その分、タイトルに他の要素を詰め込めますから。


なので、主人公に【ざまぁ】させるなら何かしらかのハンデや問題がある

キャラクターにした方が効果的と言う事になります


ハンデ例だと

【ボッチ、コミュ障、無口、無能、生活力皆無、顔が怖い、ブサイク、デブ、非処女、ビッチ、ヤリマン、貞子、根暗、陰キャ、勘違い、無職、年増】

などが考えられるでしょうか。

それならば、周りから劣った人間と思われていたのを見返すだけで

良いのでハードルは低く【ざまぁ】出来ます。

※男性主人公によく使われるハンデ例でもありますね。


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では、次に主人公が能動的に虐げらるパターンを分類しましょう。


①虐げられる

肉体的:傷付けられる。殺されそうになる。死ぬ。強姦される。

精神的:虐められる。洗脳・催眠・薬漬けにされる。寝取られる。

金銭的:貧乏になる。騙される。暴力でお金を取り上げられる

社会的:追放される。無視される。

権威的:成果横取り。婚約破棄。降格される。

尊厳的:奴隷、風俗、監禁、容姿破壊、生殖機能破壊。


などでしょうか。


上記の様な例で主人公を追い込みます。

そして、逆境をバネに主人公が成長をします。

最後の復讐パートでは、やられた内容を倍返しします。

復讐は【半沢直樹】の如く行いましょう。


ただ、実際の物語では復讐が実行される前に物語の強制力で

相手が落ちたりミスをするパターンが多いです。


悲劇の開放的には同じ事をやり返すのが一番スッキリするのですが

強姦魔を強姦仕返したくはないだろし・・・。イジメっ子をイジメてもね?

それ以上ってなると、殺す・性機能破壊・精神破壊・身体破壊

の様なグロ展開かくらいしか思いつかないんですよね。

それなら社会的か権威的に落ちてもらったり。

不正を暴いて断罪したり隷属化するのが簡単です。


能動的に復讐する場合は、

主人公をダークヒーローにしない場合はスッキリ出来ないと思います。


なので、ダークヒーローになってスッキリするような【ざまぁ】が出来そうにない。


その場合のタイトルは


『虐げられていた私に今更、助て欲しいと言われてももう遅い。実家の事なんてもう知りません』


など、【もう遅い】を使う事になります。

そうしないとこんなのは【ざまぁじゃない!】って叩かれるって事ですね。


【もう遅い=無関心】

ですから、復讐する価値も無いって状態にする事も出来るので展開もしやすいです。


復讐のギミックに自信のある作品は【ざまぁ】を入れて

自信がない場合は【もう遅い】にした方がタイトルとの違和感は出ないです。


なので読者様は、これからも

タイトルやタグに【ざまぁ】入ってるならもっとちゃんと【ざまぁ】しろ!

と作家を煽ってしまう事でしょう・・・


僕はもし、ざまぁ系を書く場合。プロットの復讐ギミックに自信がなければ

【もう遅い】にしますので、虐めないでください。

(タグにはこそっと入れるかもしれませんがw)


では、ここまで長々とお読み頂きありがとうございます。

今後も考察を気が向いたら投稿していこうかと思いますので

よろしくお願い致します。


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