第8話 2月13日

 昨日は帰ったら妻は俺を出迎えてくれた。

 あまり寝られなかったらしい。多分俺のせいなんだろうな。

 でも食事をしている間、俺の横に座ってくれてどうでもいいことを話した。

 

 昨日はオリンピックでカーリングをやっててね。少し一緒に見たの。

 その時の会話。

 

「ルールが分からないね」

「そうだね。カバディくらい分からないよね」


「カバディよりは分かるよ」

「そうか、あのさ、ヤマダデンキでps5の抽選があるんだって。君も申し込んでくれない?」


 と妻はスマホを取り出し申し込のメールをしてくれた。


「当たったら教えてね」

「教えないわよ」


 今まで通りの妻が戻ってきました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る