20 祭壇
結論の違う論理がふたつあるということは、前提が異なっているということだ。ただそれだけの話だ。
生、の取り扱いにおいて、まったく同じ前提に立つものがあるだろうか。
ある人は、
論理のあやまりを指摘すれば相手が考えをあらためると、いきまいたけれど、論理のあやまりを指摘したところで、それは、言葉にふくまれていなかった、べつの前提があるだけのことかもしれない。でなければどちらかがただしく、どちらかがまちがいであるのかもしれないが、あるいは、あるいは、
議論に強いことをまちがっていないというのでないのなら、口下手の真理も想定してしかるべきであろう。
どれだけ言葉が爪弾きにしてきたか、どれだけ文字が爪弾きにしてきたか、その、爪弾きの祭壇を、崇める、我々は、想像できない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます