~貴方だけ~星降る夜に
たから聖
第1話突然の幸運
ずっと、、貴方だけを見てきた。
それは年月に換算すると、
膨大な時間。私は、突然現れる幸運に舞い上がってしまった。
きっかけはブログ記事。
ツイッターのメッセージを送ると、返事が来た。
私は、突然の出来事に、一瞬信じられなかった。数通やり取りして、この人を、もっと知りたくなる私が居た。
私達は、深夜中ツイッターをやり取りした。ずっと、、好きだったから私は、
何度も何度も質問を繰り返した。
ほっぺたをつねっても痛い。
私達は二人きりで沢山話をした。
翌朝になっても、やり取りは続いていた。私は、一日中起きていたので、、
思考回路が少し、おかしかったのかも知れない。そして、
ついに、告白をした。貴方だけを見てきた。
私には、貴方が必要なんだと、
相手は、
《両想いとか思い込んでないか?》
気持ちの温度差が、ありすぎて
私は、つい恥ずかしくなって
心にも無い言葉ばかり並べた。
本当は貴方に甘えたい。
本当は、隣に居て欲しい。
好きだよ。って聞きたかった。
私の気持ちが、溢れて涙が
込み上げてきた。
しばらくスマホは、見たくなかった。
体から力が抜けていく。
私は、声が漏れない様に、独りで沢山涙を流した。
余りの悲しさに感覚が麻痺する。
タオルで口を塞いだ。
流れる涙をそのタオルでふいた。
昨日は二人きりで一日中、
やり取りしてたのに
こんなに、、あっけなく幕を閉じた。
私の長い年月の恋心は、自分で
終わらせた。
すがり付くと思う?
私が、そんなみっともない事を
すると思う?
いつも、貴方だけを見てきた。
そんな私だからこそ、
今度は私が貴方の恋の話を、
聞いてあげる。
だから、、ずっとずっと
忘れないで、、
私という、貴方を愛し続けた私の事を、、
貴方だけを、、。
そして、これからも、
貴方の中で、私という人間を、、
忘れないで。
あの時のぬくもりを、
私は、忘れない。
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