【ハッピーショー】俺の小説が読まれない理由。目指せ有名作家!!
@jimgai
「プロローグ」
「はぁ。また打ち切りかよ、、一体どうすればいいんだよ。」
俺、作文 書読(サブン カクヨム)24歳、独身。
人気ネット小説家になるために、ペンネーム、カクカクでネットに小説をあげている。
「転生したらメダカだった。の連載20話で星23。
こんなんじゃ、人気作家どころが、作家にもなれてねぇーじゃん。はぁ、、新しい話考えなきゃな。」
書読は、アイディアを練るため喫茶店にむかう。
パソコンを持ち、新しい小説を書き始める。
「投稿!っと、これでよしっと。」
書読ため息をつく。タバコを吸いながらコーヒーをすする。
ピコンッ!!
[ランニンクウェイ。にコメントが届きました。]
初めて小説にコメントがついて書読は、急いでコメントを開いた。
ぷくぷく[この作者全然ダメね。つまらないわ。駄作量産型。辞めた方がいいと思うわ。]
「はぁ??ふざけるな!これでも一生懸命書いてるんだよ!テメェに何がわかる!」
書読は、イライラしながら返信を打ち込む。
[小説を読んで頂きありがとうございます。もしよろしければ、アドバイスを貰えると嬉しいです。]
こんな、アンチコメントしてる奴は、アドバイスなんて出来るわけない。批判したいだけなんだろ?
的外れなアドバイスして、恥を書きやがれ!!
ピコンッ!!
ぷくぷく[全部がダメよ。全てダメ。説明しきれないわ。]
ほらなっ!アンチコメントしてる奴にアドバイス出来るわけなけ無い。ざまーみろ!
「書読。こんな所で何やってるの?」
幼馴染の優奈が、喫茶店にやって来た。
優奈は、今は超人気美人作家。一緒に人気作家になろうと子供の頃に約束したが優奈は覚えているのだろうか?
「ちょっと行き詰まってな。優奈には関係ないよ。」
優奈が書読パソコン画面を見る。
「へぇ〜まだ小説書いてたんだ。」
「少しだけな。」
書読は優奈の質問に素っ気なく返した。
「ふーーん。そっ。」
「なんだよ。」
「なんもない。じゃぁ私用事できたから帰るね。」
優奈は、喫茶店を出で行った。
「俺も帰ろっと。」
書読は、お会計を済ませて家に帰る。
ピコンッ!!
「またコメント来てる。アンチコメントだったらどうしよう。見なくていいか。」
書読は、結局コメントが気になり開いてしまう。
ぷくぷく[気が変わったわ。私がしごいてあげる。
1話が短すぎるわ。1番見られる1話を雑に書くのは、愚の骨頂よ!! 最低でも2000文字以上は書きなさい!」
うげっ。なんで気付かなかったのだろう。
書読は、1番アクセスが多い1話を1000文字くらいしか書いていなかった。
「ムカつくけど。言ってることは筋が通ってやがる。コイツを利用して小説家の高みに行ってやる」
書読は、返信を書き込んだ。
[アドバイスありがとうございます。もっとぷくぷくさんのアドバイスを頂きたいので、LINE教えてくれませんか?僕のIDは、こちらです。ID→×÷9〒×%☆]
「流石にがっつき過ぎたか?気持ち悪がられてないだろうか。」
勢いだけで、コメントしてしまったので後になって不安になる。
ピロンッ!
LINEに友達が追加されました。
[ぷくぷくです。]
良かった。気持ち悪がられていなかった。
IDを載せたコメントを消してぷくぷくに返信を書いた。
[カクカクです。よろしくお願いします。]
ピロンッ!
[m(._.)m]
[d( ̄  ̄)]
書読は、【ランニングウェイ】の1話を2500文字を目標にして書き直しを始める。
[新作のランニングウェイの1話を書き直しました。こんな感じでどうですか?]
書読は、ぷくぷくにLINEを送る。5分後
ピロンッ!
[まぁまぁって所かしら。話はつまらないけどね。
説明が多すぎるわ。あなたの物語の世界観なんてそんなに重視してないわ。主人公がどのような感情を持って、どのような行動を起こすか。それが1番大事なのよ。
作中から例を出すと、『目を開くとそこには、広大な大地。大地には草木が生え、太陽に照らされキラキラと水滴が光り輝く。辺りには何もなく。まるで、人間なんか存在していない世界のようだ。』
長いわ!読む気無くすわ!
説明は最小限にしなさい。ネット小説は、テンポが大事よ!
普通の小説なら、事細かく説明しても良いと思うけど、ネット小説はダメ。
普通の小説なら、「買ったし最後まで読もう」ってなるけど
ネット小説は、「つまらない。見るのやめよ」ってなる!
物語が後半物凄く面白くなっても。ネット小説は途中で読むのをやめる人が多いの!!
最初からワクワクさせるような物語を作りなさい]
ボロクソに言われてしまった。
ボロクソに言われても自分の作品にちゃんと向き合って貰えるって嬉しいんだなぁ。
[承知しました。]
書読は、ランニングウェイに手直しを行う。
細かい説明を削ったら今度は、文字数が足らなくなった。
「これは、追加のシナリオを書かなきゃダメだよなぁ。」
寝る時間を削り、小説を書き終える頃には、深夜3時になっていた。
「更新っと...疲れたぁ。小腹空いたな。何か買いにコンビニ行こー」
うぅー寒っ。早く帰って寝ちゃおっ
コンビニに着くとジャージ姿の優奈がいた。
「こんな時間にコンビニって、仕事忙しいのか?」
優奈の長い髪がボサボサだ。
「うん。次の作品考えているんだけど、全然上手くいかなくって。考え込んでたらこんな時間になっちゃった。書読は?」
人気になれば、印税で楽できると思ってたけど違うんだなぁ。
「俺もそんな所。」
「書読も頑張ってね。あと、、、、」
「あと??」
「私待ってるから、早く追いついて来てね。」
優奈も昔の約束覚えててくれたんだ。やばい泣きそう。あぁ、優奈大好きだ。
「任せとけ!!!!」
「うん」
優奈はニコッと笑いコンビニを去った。
「優奈も覚えててくれた。人気小説家に俺はなる!!!」ドドン!
「お客様、店内ではご静かにお願いします。」
店員から注意を受けた。
「すいません。」
そそくさと買い物を済ませ、パソコンに向かうのであった。
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