メカ好き少女の魔改造日記 ~SFVRMMOでロマンを追及してたらいつの間にか 【デストロイヤー】と呼ばれるようになっていました~
@bunn061071
第1話プロローグ- もう一つの宇宙(そら)
「もしもし? どう? 機械の調子は大丈夫?」
「取付の時が結構いたいですけど、慣れれば大丈夫です」
私、
美空の言う機械というのは私の両腕、両足についている義肢のことです。
約半年前、私は車にひかれそうになった
その後、私の四肢についたのがこのVRの技術を医療に使用したとかいうこの電脳義肢です。
これの一式で1億ぐらいするらしいですけどね。
初めて見た時は開いた口がふさがりませんでした。
「そう……ならいいんだけど…… そうだ、香衣、荷物送ったんだけど届いた?」
「荷物……? 届いては」
【ピンポーン】
ドアのカメラ前にいるのはどうやら宅配便の方のようです。
まるで狙ったかのようなタイミングですね。
「宅配便みたいです、ちょっと行ってきます」
「ナイスタイミング! いってらっしゃい」
・
・
・
「確かに
「まあまあ、開けてみて開けてみて」
言われた通り箱を開けると、中には1台のVR機器とゲームソフト、【アナザーコスモス】というゲームが入っていました。
「ゲーム機…… 悪いですよこんなものもらったら。 ゲームは苦手ですし」
「いいのいいの。 気にしないで。 一緒に遊びたいだけだから。 アナザーコスモスはSFが舞台の今どきとしては珍しいVRゲーム。 細かい説明は省くけど自分好みのロボットや兵器を作ったりアバター作ったりできるの、何より珍しいのが換金システム。 1000分の1の割合で現実のお金にできるんだ」
最後の換金システムは気になるけどやっぱりロボットが私、気になります。
「そういうことなら……。 好きなロボットですか……楽しみです」
「思った通り食いつきは良好っと…… それじゃあ早速……やる?」
「やりましょう」
・
・
・
「最初に
「はい。 早めに合流できるようにしますね」
二人は準備を終わらせて早速スタート。
「「リンクオン!」」
二人同時にVR空間へ行くためのコマンドを唱え、意識は闇の中へ落ちていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます